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2016年10月31日 石原藍

ココロココ編集部も登壇!幸福な暮らしがもっとわかる「福井、暮らしカフェ」イベントレポート

全国の中でも“幸福度ナンバーワンの県”との呼び声が高い福井県。実際に移り住んでみたら、福井ではどんな暮らし方ができるのでしょうか?今回は2016年10月に大阪と東京で開催された「福井、暮らしカフェ」にココロココ編集部も参加!福井の暮らしがわかるイベントの様子をレポートします。

福井県というと、どんなイメージを持っていますか?日本海が近い、カニが有名、それとも雪が多そう?
東京から電車で約4時間、大阪からも2時間ほどの場所なので、馴染みがないという方も多いかもしれません。

しかし、福井県は幸福度や子供の学力の高さ、保育園待機児童率の低さなど、実は数多くの項目で全国トップクラスの実績を誇る県でもあるのです。

2016年10月、大阪(2日)・東京(10日)で開催された「福井、暮らしカフェ」には、福井の暮らしに興味を持つ多くの方が来場されました。

会場▲大阪は梅田スカイビル、東京は有楽町の東京交通会館が会場となりました

スタッフ出迎え▲ピンクの“FUKUI”Tシャツを着たスタッフがお出迎え

相談ブース▲13時のイベント開始前から多くの方が来場し、熱気が感じられました

 

福井の暮らしのことを気軽に聞いてみよう

今回のイベントは「福井、暮らしカフェ」という名前にもあるように、福井で「住む、暮らす、働く」を知ってもらうための内容になっています。

市町のブースでは市役所職員や地域おこし協力隊が実際の暮らしの様子を紹介。
福井県は地図上では鍵のような形をしており、“嶺北”と呼ばれる北側の地域と“嶺南”と呼ばれる南側の地域で歴史や文化、生活習慣も少しずつ異なります。
来場者の中には「福井といっても市町によってこんなにも特徴が違うことに驚いた」という人も。家はどうやって見つけるの?遊ぶところは?生活しやすい?といった来場者の具体的な質問にも答えていました。

相談ブース②▲どのブースも和やかな雰囲気。担当者自身のエピソードも聞くことができるので、移住のイメージがしやすいと好評でした

また、その土地で生活するときに考えなくてはならない重要なポイントが「仕事」。
企業ブースでは、福井県内の金融、メーカー、商社など幅広い分野の企業や、就農をサポートしている若狭町の「かみなか農学舎」などが出展。仕事内容から就職・転職の流れまで担当者が丁寧に説明していました。

農・漁業相談ブース▲農業、漁業、介護の就業や起業相談ブースも

会場内にはカフェコーナーも設置。福井県あわら市で作られた「あんぽ柿」という濃厚な干し柿と「とうみつ芋」という甘みの強い焼き芋が来場者に振舞われ、各ブースを回る合間に一息ついてリラックスしている様子が見られました。

カフェコーナー

カフェコーナー②

あんぽ柿、とうみつ芋▲まるでスイーツのような甘さだと好評だった「あんぽ柿」と「とうみつ芋」

今回の来場者で目立ったのは小さなお子さんを連れた家族の方。福井の子育てや学力の高さ、幸福度の高さが気になって来場されたようです。

大阪会場では自然を活かした特色ある保育を実践している若狭町によるキッズコーナーもあり、実際に若狭町で働いている保育士による出張保育園が開園しました!

若狭町コーナー

若狭町では自然を相手に思いっきり遊び、そのおもしろさや生きていることの楽しさをたっぷり体験する「若狭里っこ保育」を実施しています。
決まったカリキュラムで保育が実施されるのではなく、常に自然を相手にしながら豊かな人間性を育み 協調性、創造性、自主性を伸ばしていくことを目標にしているそうです。

子ども遊び体験▲木の実や土粘土など、自然素材を活かした遊び体験

パネル▲保育士による子育て相談なども行われました

子どもを育てるなら自然豊かな場所で…と考える家族にとっても福井は最適な場所かもしれません。

 

ココロココ編集長も登壇!福井の移住者とのトークセッション

今回のイベントの目玉となったのが、ココロココ編集部と県外から福井にやってきた移住者のトークセッションです。
大阪ではココロココ編集スタッフの府川が、東京ではココロココ編集長の奈良が登壇させていただき、移住者の方とざっくばらんにトークを進めていきました。

トークセッション

 

《大阪》

長野県出身の土田さんは、何度も訪れる中で福井の環境が気に入り、奥さんの実家のある福井に移住。福井はU・Iターン就職のサポートが手厚く、土田さんも県のサポートでスムーズに転職先が決まったエピソードなども話してくださいました。

土田さん▲「県や市町に相談することで、暮らしのほぼ全てが解決できると思いますよ」と土田さん

愛知県から移住した若狭町地域おこし協力隊の阪野(ばんの)さんは、山と海に囲まれた自然とのびのびとした子育て環境が気に入っているそう。核家族とは異なり、地域全体で子どもを育てていく若狭町のあたたかい雰囲気を語ってくださいました。

阪野さん▲阪野さんは2016年4月から若狭町の地域おこし協力隊となり、空家活用や次世代定住の取り組みを進めています

ココロココ編集スタッフの府川は今回のトークセッションで福井に興味を持ち、トークセッションが終わった後も各ブースで福井の暮らしについて情報収集していました。

府川さん▲「今まで訪れたことのない福井の市町も取材に行きたくなりました!」と府川

「ココロココ」で福井の記事を担当しているライターの石原も参加。ココロココの記事を紹介しながら、福井の魅力を熱く語りました。

fukuikurashicafe▲移住のポイントや暮らしの本音、取材秘話などもご紹介しました

 

《東京》

東京会場ではココロココ編集長の奈良が、これまでの取材を通して感じた移住の実情や、ココロココが主催する「ローカルシフト」のイベントについて紹介させていただきました。

奈良さん▲「まずは訪れてみることで、その土地での暮らしがイメージできると思いますよ」と奈良

移住者である飯塚さんは、転勤をきっかけに都会から福井にやってきたそう。学校と家庭が連携し、共に子どもを育てていく体制が整っていると、福井の教育環境についても語っていただきました。

飯塚さん▲「恐竜博物館は何度訪れても素晴らしいですね!年間パスポートも持っています」と飯塚さん

あわら市地域おこし協力隊の中谷さんは、福井県在住の友人に誘われて軽い気持ちで移住を決意。まだ移住して2ヶ月にも関わらず地域に馴染み、ご近所の人とのふれあいを楽しんでいるそうです。

中谷さん▲「ペットの猫も一緒に移住しました!猫にとっても福井は住みやすい環境のようです(笑)」と中谷さん

各ブースの担当者への突撃インタビューも緊急開催!
それぞれの地域愛が溢れるPRタイムになりました。突然のインタビューにもあたたかく答えていただきありがとうございました!

PRタイム

福井の「住む、暮らす、働く」がわかり、実際に移住した人たちの声も知ることができた今回のイベントは、参加した皆さんにとってもこれまで以上に福井のことを身近に感じられた機会になったと思います。一度福井を訪れてみると、さらにその魅力を感じていただけるはずですよ!

石原藍
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私が紹介しました

石原藍

石原藍大阪府豊中市出身。フリーランスライター兼プランナー。 大阪、東京、名古屋と都市部での暮らしを経て、現在は縁もゆかりもない「福井」での生活を満喫中。「興味のあることは何でもやり、面白そうな人にはどこにでも会いに行く」をモットーに、自然にやさしく、自分にとっても心地よい生き方、働き方を模索しています。趣味はキャンプと切り絵と古民家観察。

人と風土の
物語を編む

 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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