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2015年7月27日 ココロココ編集部

奥州市地域おこし協力隊採用説明会&イベントレポート!

この夏、2名の地域おこし協力隊を募集している岩手県奥州市。「地域6次産業化」というビジョンを掲げて農業と食文化の新しいブランドづくりや事業化に向けた取り組みを進めています。7月11日に、都内で初めて地域おこし協力隊の採用説明会&交流会が行われ、参加者と奥州市から出席したゲストが交流を深めました。奥州市の魅力をとことん語りつくしたイベントの様子をレポートします!

岩手県奥州市は、平成18年に旧水沢市、旧江刺市、旧前沢町、旧胆沢町、旧衣川村の5市町村が合併して生まれた人口約12万人の市です。

奥州市の基幹産業は農業。農業に関わっている市民の割合は3割以上にも上ります。牛肉やピーマンをはじめとする野菜、りんどう等の花卉類も全国トップクラスの生産量を誇ります。

イベントに先だって、奥州市元気戦略室の本明さんと上條さんが挨拶。奥州市への想いや協力隊募集に当たっての経緯をご説明いただきました。

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また、今年の4月から奥州市副市長に就任された江口副市長も、住んでみて感じる奥州市の魅力や協力隊への期待を語っていただきました。

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奥州市が策定した地域6次産業化の基本理念「食の黄金文化・奥州」に関する、これまでの取り組みや活動状況を、元気戦略室の本明さんがご紹介。(画像は、当日のスライドより使用)

この「食の黄金文化・奥州」の実現と地域農業の発展に、地域おこし協力隊は不可欠。地域6次産業化への様々な取り組みが業務となります。

また、ゲストスピーカーとして、奥州市の佐々木富士夫さん(市地域6次産業化ビジョン推進チーム員)、酒井里奈さん(㈱ファーメン ステーション代表取締役)、渡辺麻貴さん(「OSHULIFE」副編集長)が、それぞれが感じる奥州の魅力や、地域で様々な取り組みを仕掛けることについて、熱く語っていただきました!

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ゲストスピーチ等の後は交流会。奥州市役所の担当者の方、ゲストの方、参加者が一緒に奥州市のことや協力隊の業務、農業に関することを語らいます。

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農業や奥州市のこれからについて熱く語るゲストの佐々木さん。「農業にコミットしつつ、外から俯瞰して奥州市の地域や農の魅力を発信していける人材が必要だ」と語ります。

奥州市の農業は、生産品目や生産量ともに大きなポテンシャルを秘めています。その価値を発掘し、世の中に広めていく地域おこし協力隊は、地域農業の最先端の取り組みを担えると思います。

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交流会の食事には、その日奥州市で採れたばかりのブルーベリーと枝豆、そして地酒が振舞われました。参加者の皆さんも、実際に奥州市の人や食材に触れることで、奥州市の農業の魅力や、地域のポテンシャルの高さを感じられていたようです。

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ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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