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2013年11月19日 ココロココ編集部

移住の失敗、その原因は何?

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失敗ケース2 準備不足、勢いだけの行動が失敗を招いた

「移住」という新しい行動を起すためには「勢い」や「思い切り」も必要なのだが、あまりに準備が不足していると移住そのものが失敗に終わってしまうこともある。 特に収入基盤を甘く考えすぎると良くない結果を招くことにもつながりそうだ。。

「素晴らしい波のビーチに一目ぼれ」、
サーフィンのために移住したKさん(29歳)の場合

AQ119Rサーフィンが趣味で、旅行で訪れた和歌山のビーチにたつ波に一目ぼれしたKさんは、そのまま居着くようなかたちで賃貸住宅を探し、移住生活をスタートした。

仕事はインターネットを活用したネットショップを立ち上げたばかりだったので、「場所にはこだわらずとも生活ができるはず」という思いを持っていたそうだ。

いい波が来ればサーフィン、それ以外の日には仕事、と目論んでいたものの、さすがに世間は甘くなかった。ネットショップの運営は軌道に乗らず、地元で仕事を探そうともしたがアルバイトの募集もなく、生活に困ってしまった。

地元に仲間ができていれば相談もできたかもしれないが、地元の人たちは年上の人がほとんどで付き合いもしなかったので、頼る人もなく都会に戻ってきたそうだ。

生活の糧をしっかりと確立することの重要性と、移住先の人々の中に自分から入っていくことが大切だったかもしれない、と後悔している。

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ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

人と風土の
物語を編む

 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

人と風土の物語を編む