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2015年10月20日 ココロココ編集部

ホンネで語るUIターン~第2回「いわて時間」イベントレポート~

「若手のネットワークで岩手を盛り上げる」をテーマに、岩手県内で様々なプロジェクトや事業を展開するNPO法人wiz。ココロココ編集部は今年度、wizさんと一緒に首都圏在住の岩手出身者や、岩手に関心のある方を対象にした交流イベントをサポートしています。

「いわて時間」と銘打って7月から始めたイベントは、今回が2回目。毎回様々なゲストと参加者が集います。

「岩手発!ローカルプロジェクトの最前線」をテーマにしたトークイベントの様子をレポートします!

10月2日(金)に行われた「第2回いわて時間―岩手発!ローカルプロジェクトの最前線―」には、40名近い参加者が集まりました。ローカルな話題に注目が集まる昨今、岩手にも関心を持つ方は多いようです。

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まずはココロココ編集部の佐藤から、今回のイベントの趣旨や内容を説明します。



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続いてNPO法人wizの理事(COO)、黒沢惟人さんから団体や活動の紹介です。

「岩手に関わりたい人と岩手をどんどんつなげていく機会を増やしたい」と、今日の意気込みをお話しいただきました。

東京と岩手は遠いですが、そのパイプ役になる人や組織、そしてこうした交流の機会が何より大事です。



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早速ゲストトークに入ります。1人目は岩手県大船渡市でweb制作やシステム開発を行う「アローリンクス株式会社」を起業された川原夕輝さんが登場。
大船渡市というローカルな場所でIT企業をつくり、どのようなチャレンジをしているのか、そして地元である大船渡市への想いをお話しいただきました。



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川原さんからは、実際にUターンをした際の困りごとも詳しくお話しいただきました。就職のことや地元の方との関係性をつくるポイント等、実際の経験に基づいたお話しで、参加者の皆さんも学びが多かった様子。
「移住すると住民税が大変」というセキララなお話しも。確かに移住をすると概ね収入は減少します。直球なトークに会場からは笑いも起きました。



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2人目のゲストは、同じく大船渡市でワイナリーづくりに取り組まれている「Three Peaks Winery」の及川武宏さんが登場。
「生まれ育った大船渡から、世界に発信できる文化や世の中に誇れるものを創りたい」と、ワイナリーづくりや後継者不足に悩むりんご栽培の支援を行っています。



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及川さんはもともと、地元に戻るつもりはなかったとのことでしたが、2011年3月の東日本大震災を機に、ふるさとである大船渡市に何ができるかを考え出したそうです。
東京から田舎に移住すると、ワークスタイルやライフスタイルが変化しそうですが、及川さんは「特に変わらない」とキッパリ。

「起業したり、様々なプロジェクトに関わっていると東京にいた頃とさほど変わらない忙しさで日々を送っています。」と、場所が変わっても働き方は自分でデザインできることをお話しいただきました。



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お二人のゲストからのお話しの後は、フィッシュボールの形でトークセッション。wizの黒沢さん、アローリンクスの川原さん、Three Peaks Wineryの及川さんに加え、この夏、アローリンクス株式会社で約1ヶ月の実践型インターンシップを経験した青森公立大学3年生の中村美緒さんが参加。

実践型インターンシップを通じて、感じた「地域で働くイメージ」や「将来的なUIターン就職」のホンネを話していただきました。

そこから話は発展し、

「地元企業として、どんな人材に帰ってきてほしいか」「どんな人材だったら採用したいか」

といった、UIターンで必ず課題になる移住先での仕事の話に。

「与えられた仕事をこなすのではなく、自ら仕事をつくり出すことが大事だ」という率直な意見がゲストの皆さんからは多く、UIターンをするにも、仕事に対する姿勢が問われることを実感したフィッシュボールでした。



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フィッシュボール終了後は、ゲストも参加者も参加して交流会!wizの黒沢さんのカンパイの音頭で、岩手の食事やお酒を楽しみながら懇親を深めました。トークセッション中は聞けなかった話しや、参加者同士の交流も深まり、新しい「岩手」のつながりがうまれた「いわて時間」になりました。

NPO法人wizさんとココロココ編集部による第3回「いわて時間」は、12月5日(土)に都内で開催予定です。イベント情報は後日、ココロココでも告知して参ります。

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ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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