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個性豊かな移住者が集まる里山~相楽東部の魅力~

「せっかく移住するなら、面白い人がいる地域に移住したい」 「田舎に移住しても、都会で生活した感覚を大事にしたい」 「週末には、ふらっと買い物に行ったり、映画を観に行ける場所がいい」 そんな風に考えている方に、ぴったりな場所が京都にあります。

京都市内からは1時間ちょっと、大阪や奈良に近い場所、「相楽東部(そうらくとうぶ)」。今回は、京都移住コンシェルジュが、この「相楽東部エリア」の魅力や移住者の現状などについてご紹介します。

自然が身近にあり、都会にも近い相楽東部3町村

相楽東部とは、相楽郡に属する和束町(わづかちょう)、笠置町(かさぎちょう)、南山城村(みなみやましろむら)からなる地域を指します。それぞれが人口1300人から4000人ほどの小さな町村ですが、元気で魅力的な人が多く、日本遺産に認定された「日本茶800年の歴史散歩」の舞台としても、最近注目を集めている地域です。

map0001▲相楽東部は京都府の南部に位置します。

京都の中でも人口減少が加速している地域の一つですが、自然環境が豊かで、多くの観光客を惹きつける場所でもあります。笠置山の紅葉や雲海、和束町や南山城村に広がる美しい茶畑とその歴史文化に魅力を感じ、国内はもちろん海外からも多くの観光客が訪れています。

image001▲笠置山から見る雲海

image004▲南山城村 夢絃峡(むげんきょう) 紅葉の時期は絶景

また、雄大な川の流れのそばには山々の緑が生い茂り、散歩道や子どもの遊び場など生活のすぐそばに自然の豊かさを感じることができます。

 

せっかく移住するなら、面白い人がいる地域に移住したい

移住を決断された方の多くは、その決め手は“出会った人”だとおっしゃいます。結局、都会に住んでいても田舎に住んでいても、「誰とともに暮らしていくのか」「どんな人と接しながら暮らしていくのか」が一番大きなポイントになってくるのかもしれません。

私たち京都移住コンシェルジュは、お仕事を通して、この2年で延べ1500人以上の方々の相談に応じてきました。その中でも、移住を最終的に決断した決め手の一つに「○○さんに出会えたから」と具体的な人名が登場する機会が多いと感じています。つまり、移住場所を決める上では、そこにどんな人たちがいるのかということが、とても重要なのです。

 相楽東部には面白い移住者がいます。思う存分移住生活を楽しんでいて、それでいてしっかり生活設計をしていて、話をすると魅力がいっぱいの人たちです。そして、その人たちとの出会いにより、移住者の輪がどんどん広がっています。12名の移住者が「移住呼びかけ人」となって、自分の経験を活かした情報発信や移住相談を行うことで、相楽東部への移住を希望する方の後押しをしています。

そんな相楽東部の移住呼びかけ人や地域情報を発信するwebサイト「相楽暮荘」が2017年2月に立ち上がりました。ぜひチェックしてみてください。

02▲移住呼びかけ人の一人。藤田さん。陶芸家として南山城村に移住。

01▲移住呼びかけ人の一人。笠置町にUターンした坂本さん。

image009▲移住呼びかけ人の一人で、南山城村にて「ハト畑」を営む坂内さんのご自宅。

 

個性豊かな人たちが個性的に暮らしている

03 ▲移住者が経営するジビエや地産地消の野菜を使ったイタリアン料理店「front」

ここ相楽東部にどんな人たちが移住しているのかというと、 「自分のやりたいことに挑戦する場が、ここだった人」 「来てみたら楽しくて、ここで暮らしている人」が多いように感じます。

・お茶を使った観光ビジネスを起こしている方
・窯を作って陶芸をしている方
・ジビエ料理や地域の野菜を使ったイタリアンのお店を経営している方
・野菜作りに目覚め、美味しいトマトを作っている方
・美味しい原木椎茸を作っている方
・茶農家を手伝うために来たはずが、すっかり気に入ってこの地域に住んでいる方
・自然の中でCM音楽を作っている方
・外国人向けのゲストハウスを運営している方

image013▲和束町で人が集まり交流イベントが開かれる場所、自由庵(じゆうあん)。

本当に一言では表しきれない個性豊かな方々がたくさん移住しているのですが、元々は会社員だった方が大半で、多くの方が、東京や大阪など、都会からの移住組です。

 

地域内でのイベントも盛ん

image015▲毎年12月に開催される「鍋—1グランプリ」の様子

わざわざ都会にアクセスしなくても、相楽東部内でも、様々な文化的イベントが開催されています。例えば、南山城村では2016年3月に開催された音楽イベント「OPEN VILLAGE」のように、定期的に小学校跡地で地域ぐるみのイベントが開催されます。 和束町でも、町に住む若者が運営する「茶源郷まつり」が毎年開催され、お茶を使った様々なメニューを楽しめるお店が軒を連ねる中で、森やお茶の体験コーナーもあり、数万人が訪れます。また、笠置町では、名物である“きじ鍋”をPRする試みから始まった「鍋—1(なべわん)グランプリ」が毎年開催され、全国各地からご当地鍋が集います。

 都会に近いから、ふらっと都市部にもアクセスできる。またその近さを活かして、地域でのイベントにも都市部の方に来てもらう。小さな町だからこそ、やりたい人たちが集まって取り組み、活躍できる場がある。そんな雰囲気を感じられる場所が、相楽東部だと思います。

 

京都へUターンしたい方・移住したい方はこちらまで

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私たち京都移住コンシェルジュは、「京都にUターンしたい」「自然豊かなところで暮らしたい」といった方々の想いをカタチにするため、移住相談から現地案内、地域定着に至るまでを伴走支援しています。首都圏や関西での移住に関するセミナー、田舎暮らしを体験し空家を巡るツアーの開催や個別相談など、移住に関わる様々な活動を行っています。

自給自足を目指す方から、半農半X、農家民宿開業などの暮らしを希望する方、都会と同じように会社勤めをしながら自然豊かなところで子育てしたい方まで、いろんな暮らし方ができるのが京都の魅力です。今まで知らなかった京都での暮らしの可能性を探ってみたい方は、ぜひ窓口にお越しください。

※こちらの相談窓口は、京都府の移住促進事業による補助を受けて運営しています。
    無料でご相談いただけますので、まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
※ 遠隔地にお住いの方向けに、電話相談も実施しています。お気軽にお問い合わせください。

 

相談窓口のご紹介

東京(京都移住コンシェルジュ 東京窓口)

image018▲東京窓口の京都移住コンシェルジュ 左から坂田・安田

◆日時:水曜~日曜(午前10時~午後6時)
※祝日、年末年始、ふるさと暮らし情報センターの休館日を除く

◆場所:ふるさと暮らし情報センター・東京
◆お問い合わせ:kyoto@furusatokaiki.net
◆相談事前予約:事前予約優先です。当日のご相談も承りますが、事前予約が入っている場合はは、1時間ほどお待ちいただく可能性があります。
※遠方の方は、電話での移住相談も可能です。

 

大阪(京都移住コンシェルジュ 大阪窓口)

image019▲大阪窓口の京都移住コンシェルジュ 左から藤本・千葉・川中・川渕

◆日時:木曜~土曜(午前10時〜午後6時)
※祝日、年末年始、大阪ふるさと暮らし情報センターの休館日を除く
◆場所:大阪ふるさと暮らし情報センター
◆問い合わせ:06-4790-3000

 

京都(京都窓口)

※コンシェルジュではなく京都府農業会議職員が担当します。

◆日時:月曜~金曜(午前9時〜午後5時)
※祝日、年末年始を除く
◆場所:京の田舎ぐらし・ふるさとセンター
◆お問い合わせ:075-441-6624

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私が紹介しました

京都移住コンシェルジュ

京都移住コンシェルジュ京都にUターンしたい。自然ゆたかなところで暮らしたい。そういった方々の想いをカタチにするため、伴走し応援しています。首都圏や関西での移住に関するセミナーやイベントから、田舎暮らしの体験や、空家を巡るツアーの開催や個別相談などにて、今まで知らなかった京都での暮らしの可能性をお伝えしています。

人と風土の
物語を編む

 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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