岩手県奥州市は、平成18年に旧水沢市、旧江刺市、旧前沢町、旧胆沢町、旧衣川村の5市町村が合併して生まれた人口約12万人の市です。
奥州市の基幹産業は農業。農業に関わっている市民の割合は3割以上にも上ります。牛肉やピーマンをはじめとする野菜、りんどう等の花卉類も全国トップクラスの生産量を誇ります。
イベントに先だって、奥州市元気戦略室の本明さんと上條さんが挨拶。奥州市への想いや協力隊募集に当たっての経緯をご説明いただきました。
また、今年の4月から奥州市副市長に就任された江口副市長も、住んでみて感じる奥州市の魅力や協力隊への期待を語っていただきました。
奥州市が策定した地域6次産業化の基本理念「食の黄金文化・奥州」に関する、これまでの取り組みや活動状況を、元気戦略室の本明さんがご紹介。(画像は、当日のスライドより使用)
この「食の黄金文化・奥州」の実現と地域農業の発展に、地域おこし協力隊は不可欠。地域6次産業化への様々な取り組みが業務となります。
また、ゲストスピーカーとして、奥州市の佐々木富士夫さん(市地域6次産業化ビジョン推進チーム員)、酒井里奈さん(㈱ファーメン ステーション代表取締役)、渡辺麻貴さん(「OSHULIFE」副編集長)が、それぞれが感じる奥州の魅力や、地域で様々な取り組みを仕掛けることについて、熱く語っていただきました!
ゲストスピーチ等の後は交流会。奥州市役所の担当者の方、ゲストの方、参加者が一緒に奥州市のことや協力隊の業務、農業に関することを語らいます。
農業や奥州市のこれからについて熱く語るゲストの佐々木さん。「農業にコミットしつつ、外から俯瞰して奥州市の地域や農の魅力を発信していける人材が必要だ」と語ります。
奥州市の農業は、生産品目や生産量ともに大きなポテンシャルを秘めています。その価値を発掘し、世の中に広めていく地域おこし協力隊は、地域農業の最先端の取り組みを担えると思います。
交流会の食事には、その日奥州市で採れたばかりのブルーベリーと枝豆、そして地酒が振舞われました。参加者の皆さんも、実際に奥州市の人や食材に触れることで、奥州市の農業の魅力や、地域のポテンシャルの高さを感じられていたようです。