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2015年12月8日 ココロココ編集部

水源の里まいばら 民藝創生みらいつくり隊員募集!

日本の自然や地理的条件は、全国各地に独自の生活文化を生み、種類豊かな工芸品の素材を自然の中に育んできました。
また、この生活文化と地域の素材にこだわった、手仕事による民衆の、民衆による、民衆のための工芸は「民藝」と呼ばれ、その土地固有の豊かな暮らしの文化を培い、人を育て、地域を築いてきました。

水源の里まいばら(米原市内)においても、「近江真綿」や「上丹生の木彫」、「甲津原の麻織」や「曲谷の石臼」など里の「民藝」が人の手によって興され、地域に隆盛をもたらしてきましたが、日本の産業化とともに衰退し、後継者が減少、地域の誇りの喪失と活力低下を招くこととなりました。

しかし近年、若者の間では伝統工芸や手作り工芸品の温もりが見直されており、また、こうしたモノづくりに関わる若い作り手の多くが、将来、独立起業に大きな希望を抱いていると言われています。

米原市は、こうした志を持ち、こだわりと豊かな創造力をもって伝統の素材や技術、文化を現代の暮らしにいかす新しい民藝を創生するとともに、地域の活力づくりに挑戦する若手モノづくり職人を都市等から誘致し、米原市でのモノづくりを通した自己実現の支援と定住の促進を図るため、総務省が実施する地域おこし協力隊制度による「水源の里まいばら 民藝創生 みらいつくり隊員」を募集します。

びわ湖の素 米原・民藝創生プロジェクト

kazuno-city

「米原で、民藝クラフト。」
全国に誇る民藝が生まれている米原市。翠雲彫、切り絵、陶芸…豊かな自然に囲まれた環境は、芸術作品の創作活動にも多大なインスピレーションを与えている。そんな場所で、民藝に興味がある!伝統を受け継ぎたい、なにか新しいものを残したい!という人を募集します。

『求ムハ、職人デ在リ、クリエイターデ在リ、住人トナル者デ在ルコト。』


水源の里まいばら 民藝創生みらいつくり隊員募集

活動内容

 ※地方自治体より、下記の地域協力活動を行う旨の委嘱を受けます。
 隊員は、以下に示す「みらい活動」および「地域活動」に従事するとともに、任期の終了後も引き
 続き米原市内に定住し、かつ工房やアトリエ等の拠点を置き『びわ湖の素 米原』を彷彿とさせる
 工芸品等の制作活動に取り組み、米原市商工会および『orite米原』と連携して起業等の展開を目指
 すものとします。

 ●みらい活動(モノづくり活動)
 ① 水源の里まいばらの素材・技術・文化等の活用や、他のモノづくり職人等との積極的なコラボ
  レーションによる、今の暮らしに生かされる工芸品等(Made in Maibara / Made of Maibara /
  Made by Maibara)の制作活動
 ② 『orite米原』との連携による、インターネット等を活用した自らの活動や水源の里まいばらの
  豊かさを発信する活動
 ③ 上記のほか、若者や女性をターゲットとした『びわ湖の素 米原』としてのまちの新しいイメー
  ジづくりと持続的な発展につながる活動

 ●地域活動(コミュニティ支援活動)
 ① 定期的に工房等を公開し、広く住民等を対象とした工芸教室、ワークショップ等の開催による
  地域の誇りと仲間づくりに関する活動
 ② 地域の方々との信頼関係を築きながら、祭りや自治会活動等への参画等、地域まちづくりへの
  貢献に関する活動

 ●その他
 上記の活動のほか、連絡調整等のための会議や活動に関する報告会への出席、研修会等への参加
 や年間報告書の作成などを求めます。また、各活動について毎月活動報告書を提出していただく
 ことになります。


募集対象

 <年齢、性別不問>
 ・手づくり工芸品等の制作に関わる技能と経験を有し、本要項に定めたみらいつくり隊員としての
  活動を遂行する強い意志をお持ちの方
 ・都市地域等(条件不利地域以外)に在住し、委嘱後に米原市に住民票を移すことができる方
  (地域要件については総務省「地域おこし協力隊」関連ページで確認してください。)
 ・地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない方
 ・普通自動車免許を取得している方
 ・パソコンやインターネットを利用できる方

募集人数

  3人

活動場所

  滋賀県米原市

活動時間

  月160時間程度(うち、みらい活動が80時間以上であること。)

任用期間・任用形態

 『みらいつくり隊員』として市長が委嘱します。(雇用関係はありません。)
 ・平成28年3月1日から2年間
 ※委嘱開始日については相談に応じます。

報償費

  月額 150,000円

待遇・福利厚生

 ・隊員にはモノづくり活動プランの内容等に併せて応談の上、住居および工房等となる 空家等を
  紹介します。
 ・月額報償のほか、みらい活動(モノづくり活動)に必要な用具、消耗品等の購入、交通費、保険
  料、広告費等の一部を予算の範囲内で支援します。
 ・その他、住居費、活動に使用する自家用車の燃料費、インターネット接続利用料の一部を支援し
  ます。
 ・隊員のモノづくり活動や他のモノづくり職人等とのコラボレーション、起業に向けたコーディ
  ネートなどを米原市商工会および『orite 米原』等が支援します。
 ・隊員の起業等を支援するため、任期最終年次または任期終了翌年に限り、起業等に要する経費の
  一部を予算の範囲内で支援します。

申込締切

  平成28年1月12日(火曜日)必着

応募方法

 応募用紙に、必要事項と併せてみらい活動(モノづくり活動)についての具体的提案と意気込みを
 記入の上、提出(郵送または持参)してください。
 ※応募用紙は米原市HPよりダウンロード可能
  http://www.city.maibara.lg.jp/0000007797.html

問い合わせ

 米原市役所 みらい創生課
 〒521-8501 滋賀県米原市下多良三丁目3番地(米原庁舎)
 TEL:0749-52-6784  FAX:0749-52-5195
 URL:http://www.city.maibara.lg.jp/



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ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

人と風土の
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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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