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2018年1月23日 奈良織恵

地球の裏側でリモートワーク実験(という名のブラジル旅行)に行ってきた

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こんにちは!
新年早々お休みをいただき、旅に出てました。3泊7日というなかなかの強行スケジュールでブラジルサルバドールへ弾丸旅行。
旅の目的は、ごく個人的な趣味なのでここでは触れないですが、久しぶりのブラジルで感じたこと、地球の裏側でのリモートワークについて、ちらっとまとめます。

20年以上前、ブラジルに少しだけ住んでいたことがあります。
正確にいうと、1997-1998が1回目、2000-2001が2回目で、それぞれ半年なので、合計して1年くらいです。

1回目の時は、PCも持って行かなかったので、連絡手段はもっぱら手紙か国際電話。現地に住んでる外国人たちの間で、「壊れていて課金されない公衆電話」の情報が回って来て、みんなで順番に国際電話かけたりしたっけ。

2回目の時は、PCは持って行ってたけど、おそーいダイヤル回線。メールで少し仕事もしてましたが、とてもオンラインMTGができる環境ではなかったです。

当時は、スマホなんてものはなくて、携帯もローミングはできなくて、海外でもオンラインになるというのは考えられない時代でした。

それを思うと、この20年間で、何という進歩・技術革新があったことか!!
移動中もスマホでメールチェックできるし、SNSでリアルタイムのやりとりもでき、主なところではWiFiも飛んでるので、オンラインMTGも可能。

今回は、リモートワークが出来そうな時間帯を社内共有のカレンダーに入れておいて、何かあったらその時間に連絡をもらうようにしました。

試したワークスタイルは下記の3つ。

■空港ラウンジでのワーク
ブラジルリモートワーク
今回、ブラジルへはカナダのトロント経由で行きましたが、トランジット時間が長かったので、有料のラウンジを活用して、しっかり仕事できました。トロントの空港は、会員じゃなくても使えるラウンジがあるのがよかった。

■ホテルでのオンラインMTG
ココロココの編集会議は、時間を調整してもらって、到着した日の夜に、ホテルからオンラインで参加しました。(暗かったので写真は無し)

■ コワーキングスペース利用
国内・海外関わらず、旅先ではコワーキングを探して行ってみることにしています。観光ではない情報があったり、起業家とかクリエイターとか面白い人に出会えたりするのでおすすめです。

ブラジルリモートワーク

20年前には、おそらくサルバドールにコワーキングスペースはなかったと思うのですが、今回探してみたらいくつかありました。その中で、行きやすくてドロップインがあってオシャレっぽいところに行って数時間仕事してみました。
→Tropos Coworking & Escritório Virtual – Ambiente Colaborativo

1時間10レアル(350円くらい)で、安くはないですが、なかなか快適。
ブラジル(サルバドール)は、仕事できるようなカフェは少なく、治安面からいっても、普通にオープンな場所でPC広げて仕事するのはちょっと難しいので、そういう意味でも、コワーキングは貴重でした!


地球の裏側ならではの問題点としては、

1.時差が12時間
2.そもそも移動時間が長過ぎる

という点があります。

1について、オンラインMTGの時間を日本側にあわせようとすると、ブラジル側は夜10時、11時くらい。コワーキングスペースは深夜2時までやってましたが、さすがに遅い時間は危ないので、場所はホテルになります。
本当は、ブラジル側が明るい時に、海も見えるような場所でできるとベストなんですが、暗いホテルの部屋でのMTGになってしまったのが残念です。

2もまあ仕方ないのですが、3泊7日で、片道35時間以上かかっているので、移動時間と滞在時間が大体同じくらい。
飛行機の中でももう少し仕事できるかと思ったけど、やっぱり移動だけで結構しんどくて、PC出してちゃんとやるのは無理でした。

そもそも、スマホとかネットの著しい進歩に比べると、航空業界はあんまり変わってないのではないか??と感じてしまいます。

飛行機

20年前も今も、日本からブラジルまでかかる時間は変わらないし、エコノミー座席の窮屈さも長旅のしんどさもあんまり変わらない。
飛行機って、これ以上速くならないんですかね?
エコノミーでも足伸ばして寝られるようにならないんですかね?
航空業界にも、イノベーションを!!

とはいえ、とにかく便利な世の中になりました。昔はスマホ無しで複雑な路線バスに乗って迷いかけたりしてたなぁ。20年前に住んでたからこそ、その違いをすごく感じます。

余談ですが、お正月に実家に帰ったときに押入れを片付けてたら、当時の手紙の束がドサッと出てきました。

手紙

私がブラジルにいたときに友達がくれた手紙とか、旅先からの絵ハガキとか。そもそも、昔は海外行ったら、友達同士でエアメール書いたもんですよね。下手したら自分の方が早くて帰ってきてしまうのに。「AIRMAIL」とか「POR AVIAO」とか書くの自体がなんだか意味もなく楽しかった。
読み返すと懐かしいやら、甘酸っぱいやら、恥ずかしいやら…
家族も読むかもしれないハガキにも、結構いろいろ書いてあってびっくりする…

小中学生でもスマホ当たり前、完全にパーソナルなコミュニケーションになった世代には想像もつかないだろうなぁ。
便利になったのは良いけれど、こういうのが全く無いのも寂しいなぁと40代の私としては思ってしまいました。

ということで、昔を懐かしみつつ、ブラジルでのリモートワークについてまとめてみました!地球の裏側という、ある意味一番ハードルの高いところで実験したので、今年は他の場所でも積極的にやっていきたいと思います!

ブラジル夕焼けサッカー

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奈良織恵

奈良織恵横浜市出身、東京都港区と千葉県南房総市の2拠点生活。 両親とも東京生まれ東京育ちで、全く田舎のない状態で育ったが、父の岩手移住をきっかけに地方に通う楽しさ・豊かさに目覚める。2013年に「ココロココ」をスタートし、編集長に。 地方で面白い活動をする人を取材しつつ、自分自身も2拠点生活の中で新しいライフスタイルを模索中。

人と風土の
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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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