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2013年11月19日 ココロココ編集部

移住へのファーストステップ

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移住や地域との交流に興味を持ったなら、まずは行動を起こしてみよう。地域の現場を体験するならば体験ツアーが一番。調べてみると驚くほどたくさんの地域で、様々な体験・交流のプログラムが実施されているはずだ。また東京など、都会での「移住セミナー」といったイベントを開催していることもあるので、まずは気軽に参加してみることから始めてみよう。移住へのファーストステップになるかもしれない。

短期型の地域体験ツアー

近年増えているのが日帰りから、1~2泊の短期旅行形式の「移住・交流体験ツアー」だ。現地集合のものやツアーバスでめぐるもの、中には大阪から飛行機で宮崎へ飛ぶといった本格的なツアーもある。現地の自治体が中心となって、地元の企業や移住者なども受け入れやサポートの協力したものが多い。

例として山口県の周防大島町定住促進協議会が主催する周防大島へのツアープログラムを紹介してみよう。このツアーはコンビニやスーパーなど日常のお買い物スポット、農業・漁業・起業などの就業事情、病気やケガ等もしもの時について、島外へのアクセスなど、移住して島で暮らすために必要な「周防大島のいろは」をUIターン経験のある島人が案内するというもの。

【1日目】
●居住エリア・地域散策・・・生活する上で必要なスーパーや病院、生活区域をご覧いただきます。観光マップに載っていない周防大島をマイクロバスから降りて散策してください。
●島暮らしマネーセミナー・・・都市部でも島でも生活する上で必要な「お金」。島暮らし・田舎暮らしに必要な生活に関するお話です。
●UIターン者との懇親会・・・周防大島を知るには実際にUIターンした先輩の話を聞くのが一番です。海の幸がたくさんの美味しい料理を食べながら、島暮らしのいいこと、苦労すること、なんでも聞いてください。
●宿泊は民泊です。寝間着、歯ブラシ等をご用意ください。

【2日目】
●農業体験・・・田舎に住むなら野菜を作ってみたいと思われる方もいますので、プチ農業体験をご用意しました。小学校のイモ掘り体験以来という方も楽しんでください。
●起業家お店訪問・・・道の駅にオープンした「チャレンジショップ」に出店する島の若手起業家のバラエティ豊かなお店と、全国にファンを持つ、海の見えるかわいいジャム屋さんをご覧いただきます。

※参加費:13,800円(3食つき)※現地までの交通費は含まれません。
※2013年1月に実施されたものです。これ以外の企画については直接ご確認ください。

> 周防大島ドットコム

プログラムを見ればわかるように、観光旅行とは違い「生活」を意識したツアー内容で、地元の人達と触れ合って、つながりをもてるという点が最大のポイントだろう。 この他に、体験プログラムには農業や漁業体験、特産品の手作り体験などが組み込まれていることも多い。個人で訪れただけでは発見できない街の魅力や、日常の暮らしぶりが確認できる機会になっているはずだ。費用面でもリーズナブルなツアーがほとんどなので、いくつかのツアーに参加して、エリアの特徴を比較してみることも面白いだろう。

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ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

人と風土の
物語を編む

 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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