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開催日:2019.5.1-5.2 , 5.4-5.5

那智の山里・色川地区で暮らし方・生き方を考える「狩猟体験」ツアー 春の罠祭り編を開催!

このイベントは終了しました

田舎で暮らすには鹿と向き合うシカない!春の罠祭り編

小阪の棚田

和歌山県那智勝浦町色川地区は、勝浦の町から車で山道を30分、人口約340人の小さな集落です。地方創生が叫ばれるよりもずっと前、1970年代から移住者を受け入れてきた歴史があり、今では人口の約4割が移住者という側面も持つ土地でもあります。

そんな色川地区で、今課題となっていることのひとつが「獣害」です。鹿や猪といった獣による農作物の被害は、色川に限らず、日本全国の各山間地で大きな問題となっています。そこでNPO法人地域再生ネットワークでは、田舎における獣害の状況を知り、その対策ともなる狩猟を体験できるツアーを企画しました。

獲って、さばいて、食べる――このツアーでは、狩猟の一連の流れを体験し、猟師や先輩移住者など地域住民の暮らしに触れることができます。田舎で暮らしていく上で決して無視する事のできない獣や自然との付き合い方を考える時間は、きっと自分自身と向き合う時間にもなるはずです。

今回は、ゴールデンウィークに合わせて一泊二日のツアーを開催します。狩猟期間ではありませんが、獣害は山里にとって年間通じての課題です。和歌山県では、4月以降有害獣である鹿や猪の捕獲が認められています。また、芽吹いた新緑が徐々に色濃くなっていく春は色川の風景がもっとも美しい季節でもあります。田植えや茶狩り、そういった春の山里の暮らしにも目を向けながら、わな猟・解体・バーベキューを体験します。みなさんのご参加をお待ちしています。

イベント概要

・開催日:2019年5月1日(水)~2日(木)
    2019年5月4日(土)~5日(日)
・場所 :和歌山県那智勝浦町小阪地区 小阪の棚田(googlemap)
・参加費:20,000円(学割2,000円引)
・定員 :各日程先着20名まで

・対象者:田舎への移住を検討中の方
、自給自足的な暮らしにシフトしたいと考えている方
、地域づくりを仕事にしたいと考えている方
、獣害の取り組みを知りたい方、狩猟に興味のある方

・担当 : NPO法人地域再生ネットワーク 色川鳥獣害対策部 原 裕
・主催 :NPO法人地域再生ネットワーク

色川の皆さん

タイムスケジュール

【1日目】わなを自分で設置!ナイトツアーで獣の実態を知る

13:00 色川地区集合(申し込み受付後、個別にやりとりして集合場所を決定、ご連絡します)
・オリエンテーション
わなの仕組みや仕掛け方、鹿の習性を学びます。
・わな猟体験
ガイドの猟師さんにアドバイスをもらいつつ、自分で獣道を探してわなを仕掛ける場所を決めます。
・ナイトツアー「山里の夜に現れる獣を探してみよう」
夜には、鹿をはじめとした獣が民家のすぐ近くに出没します。集落を車で走り、夜の獣を観察します。
・棚田にてキャンプ泊

村の課題となっている鹿

【2日目】わなを見回り、かかった獣を解体体験!BBQでお昼

・わなの見回り
昨日仕掛けたわなを見回ります。獣がかかっていた場合には、止めさしを行い、解体所へ運びます。
・解体体験
・ジビエバーベキュー
鹿肉を中心に、その時に手に入った猪や小動物など有害獣の肉をバーベキューでいただきます。
13:00ごろ解散予定(参加者の帰路予定により、柔軟に対応します)

みんなでBBQ

その他・注意点

・天候等により、内容を変更する場合があります。
・宿泊はテントでの野外キャンプを予定しています。
・食事は共同自炊の予定です。
・詳細、不明点はお気軽にお問い合わせください。

詳細

http://wakayama-irokawa.com/?page_id=3800

参加申し込み方法

メールまたはお電話でお申込ください。

MAIL:info@chiiki-saisei.org
TEL:090-6966-1779(担当:原 9:00〜17:00)

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ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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