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募集期間:2019.3.1~2019.9.30
募集終了

移住受け入れ40年の歴史をもつ色川地区で考える、
住民主体の地域おこし ~地域を知り、人を知り、地域の未来を考える~

この募集は、こんな方向け

・なぜか頼まれごとや人から頼られることが多い
・人が喜んでくれたときに達成感を感じる
・地味だけど確実に物事を積み重ねていくのが好き
・前に前に出るより、一歩ひいた視点で見るのが好き(心がけている)

みなさんの考える地域おこしってなんですか?

地域おこし協力隊の応募を検討しているみなさま、こんにちは。
和歌山県那智勝浦町・色川地区のページをご覧いただきありがとうございます。
元地域おこし協力隊で、現在協力隊の募集広報をお手伝いしています 千葉智史と申します。

ひとくちに地域おこし協力隊といっても、
じつに様々な活動がありますよね。
6次産業の推進、特産品のPR、役場の観光課や観光協会の企画立案、ゲストハウスをはじめとした起業・・・。
受け入れ方もその地域や役場によって様々です。

正直なところ、
地域・行政・協力隊のマッチングは
なかなかむずかしく、
地域住民が置き去りになっていたり、
何をしたらいいかわからないと、隊員が孤立化していたり、
行政と隊員との方向性がずれてすぐに任を解かれてしまったり、
様々な問題点も起こっているようです。

いろんな答えがあると思いますが、
私たちの地域では、
「地域がたどってきた歴史、ここに暮らしている(いた)方々の思い、
つまりは地域のこれまでに目を向け、身体に染み込ませ、
そして実践していく」
この視点を持った人が一人でも多く地域で生きていくこと。
そして、それぞれに汗をかきながら
次の世代にバトンを渡していくこと。
だと考えています。

のっけから概念的な話ですみません。
派手さはなく、
なかなか達成感も見えづらい「地域おこし」ですが、
私たちの募集において根っこの部分なので、
まず皆さんにお伝えさせていただきました。

那智勝浦町・色川地区ってどんなところ?

紹介が遅くなりました。
私たちの町・那智勝浦町は人口約1万5千人。
本州島南端、紀伊半島のはしっこにあります。

世界遺産である那智大社・那智の滝・熊野古道を始め、
マグロ、温泉といった観光資源の町で
昔は新婚旅行のメッカとしても知られていました。

なかでも、
私たちの地域・旧色川村は、最寄駅から30分ほど車を走らせた山里。
東京からだとたどり着くまでに、
新幹線を利用しても7時間以上かかるまさに陸の孤島ですが、
40年以上前から移住者の受け入れを行ってきた歴史をもつ地域です。

当時は、受け入れ側の地元住民、移住希望の方々、
喧々諤々の議論があったそうです。
受け入れるまでに2年以上の歳月を要したそうで、
相当な苦労があったことは間違いありません。
その礎があったからこそ、移住者が入りやすい雰囲気が生まれ、
有機農業、自給自足の暮らしを求めた人々が、ポツリポツリと移住。
現在では地区の半分以上が移住者、という
少し変わった地域として知られるところとなりました。

化学合成農薬を使わず、無化学肥料で育てたお茶が産業のひとつ

具体的な活動内容は?

根っからの地元の方は、年々少なくなってしまっており、
これまでの歴史や風習、この地域らしさを体現している方は本当にごくわずかです。
きちんとお話を伺い、歴史や風習、さらに技術や道具を記録・保存していけるのは、
本当に残りわずかな時間だけ。

昔の道具や田んぼのやり方を今に伝える牛耕体験

隊員になったら、まずは、
今地域のなかで起こっている日常のさまざまな活動に入り込み、
多くの地域住民と出会い、話を聞き取り、
身体で地域コミュニティを感じてもらいます。

そこで生まれる様々な会話、内容、一つ一つが大切なインプットです。
じっくりとインプットを重ねていくことで、
自分が何をなすべきか、具体的に地域のためにどうしたらいいのか、
どう動いていくべきなのか、
じょじょにアウトプットが生まれてくると思います。
それを三年間かけてじっくりと形にしていく。
このあり方は、きっと3年後の定住にいきてきます。
焦らず、じっくりと地域に溶け込んでいってください。

インターンシップ学生とともに、昔の道具を教えてもらう

和歌山県で有名な「餅ほり」。地域行事に参加し、地元の信頼を得ていってください

受け入れ体制も整いつつあります

協力隊のOBや集落支援員など
地域、行政と隊員とのやりとりをスムーズに進められるように
フォローする体制も少しずつ整ってきています。
地域の方、行政の方を交えた報告会など、
方向性をすり合わせる場もあるので、安心してください。

ここまで読み進めていただいて、
少しでも惹かれるものがありましたら、ぜひ一度こちらへお越しください。
土地の空気感、人の雰囲気、自分との相性、
こなければわからない感覚を大切にしていただきたいですし、
具体的な活動イメージも湧きやすいと思います。

まずは下記までお気軽にご連絡ください。
皆様とお会いできることを楽しみにしています。

募集要項

募集人数

1名

募集対象

・地域振興に関心を持つ方で、協調性を有し、田舎の暮らしに適応できること
・都市地域に在住しており、採用後に色川地区に住民票を異動し、居住できること
・普通自動車運転免許を取得している事(自家用車使用の可否をお知らせ下さい)
・パソコン(ワード・エクセル等)を使用できるのが望ましい

募集期間

2019年3月1日〜2020年9月30日まで

活動内容

1.地域の情報収集・発信・広報活動
2.地域の歴史文化・生活技術・行事・風習・地名などの記録、写真の収集・保存
3.移住・交流、体験観光の推進
4.地域の課題の整理、対策の検討と実施
5.色川地域の各種団体・活動の支援、連携促進 など

活動日数

1.報酬
月額166,000円(この月額から社会保険料等の本人負担分が差し引かれます)

2.勤務時間
1週間の勤務時間38時間45分程度。その範囲内で勤務日数を割り振りします。活動内容によっては土曜日、日曜日、祝日に勤務することもあるため、週勤務時間内で調整します

3.休日・休暇
原則土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)。休日に出勤した場合は、勤務時間の中で調整します。

雇用形態・期間

那智勝浦町非常勤特別職員として委嘱
委嘱日から1年間の契約後、1年単位で更新(最長で三年間)
地域おこし協力隊としてふさわしくないと判断された場合、委嘱を取り消すことがあります

待遇・福利厚生

・社会保険制度加入
・活動用燃料費(実費/月)10,000円
・家賃補助上限15,000円/月
・自家用車借り上げ料12,000円/月
・通信費補助2,000円/月

応募方法

1)提出書類

・履歴書
・志望動機、とくに興味のある活動内容(書式自由。400〜1000字程度)を書いてお送りください
・普通自動車免許証の写し(裏表)

(2)提出方法、提出先

郵送又は持参にて、下記まで提出ください。

〒649-5392 (住所記入不要)那智勝浦町役場 企画総務課 宛

審査方法

・1次選考
書類審査のうえ、選考結果を応募者全員に文書で通知します。

・2次選考
地域内の案内を含めた現地見学および地域住民による面接を行います。詳細は書類審査の結果の通知時にご連絡します。

・最終選考
2次選考後、最終面接を行います。

質問や問い合わせはこちらまで

募集広報窓口
NPO法人地域再生ネットワーク 自治促進部 千葉智史
TEL:090-2875-0533
MAIL:irokawa.kyoryoku@gmail.com

http://wakayama-irokawa.com/

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ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

人と風土の
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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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