第一部 関係者、飲食店向け商談・交流会スタート!
16:00、花巻市農政課の藤原課長の挨拶で始まり、プロジェクトの経緯や実際に生まれたコラボレーションの紹介を経て、商談・交流会がスタート!これまでプロジェクトにかかわった関係者をはじめ、会場周辺の飲食店や岩手県の食材を扱う飲食店担当者も来場し、積極的に話をしていました。
会場に設けられた各ブースでは、「食の創り手マッチングプロジェクト」に参加してきた生産者さん達が、生産物を持ち寄ってこだわりをPR!白金豚「高源精麦」さん、生食ぶどう・レーズン「佐藤ぶどう園」さん、エディブルフラワー「Les Racines(レ・ラシーヌ)」さん、りんご「なんぶ平野農園」さん、合鴨米・季節野菜「ひばり農園」さん、乾燥野菜みそ汁「UMEEGU」さん、におい豆やお漬物「(有)押切食品」さんのほかに、いちごやお米を生産する「齋藤靖子」さん、菜種油「菅原喜義」さんら9組の生産者さんが集まりました!各ブースはいずれも大盛況でした。
参加者からは「プロジェクトを通して、様々な生産者と知り合うことができた。」「関係づくりの場として素敵な場になっていると思った。」というような声も上がっていました!会場には生産者が持ち込んだ食材を使用した料理も登場。“生産者の顔が見える”よりさらに上をいく、“生産者の顔が目の前にある”ことで感じる美味しさや興味も倍増!この場から新たな商談や商品のマッチングが生まれそうな会話もたくさん出ていました!今後にも期待です!
第二部 スタート!
一部から店内のセッティングが変わり、一般の方が続々と入ってきます。 18時過ぎに第二部がスタートしました。担当者によるプロジェクト紹介、また実際に生まれたコラボレーションの紹介、会場の「the Flower Apartment」店長岩見さんによる花巻特別メニューの紹介が行われ、一般消費者に向けてもこのプロジェクトの取り組みや花巻市の魅力についてPRされました。
いよいよ交流会。生産者を代表して高源精麦の高橋社長による乾杯の挨拶で交流会に突入です!生産者さんの食材を使用した料理5品と、高橋葡萄園さんのワインも用意され、お互い初めて会う方同士でも、会話がはずみます。「このリンゴは台風で落ちてしまった市場に出回らないものだけれども、実はキズが付いたほうが、甘みや味の深さが増すんだよ。」などと、生産者さんが自ら作った食材について熱く語っていたのは、それだけの想いを込めていることに加え、より多くの方に知ってほしいという気持ちがあったからでしょう。
▲白金豚とリンゴのソテー
▲かぼちゃとチーズのリゾット
▲エディブルフラワーのサラダ
▲におい豆のクロケット
▲シャインマスカットとイチゴのタルト
このほかにも、高橋葡萄園さんのワインや、本プロジェクトから生まれた、「イチゴ農家の齋藤さん」×「フリーパティシエの庄司さん」によるコラボ商品「苺と酒粕のケーキ」なども振る舞われました!
食材にストーリーが加わることによって、より一層おいしさが引き立てられた料理に、参加者のみなさんからも思わず笑みがこぼれてきます。
イベントの参加を通して、ご来場の皆さんからは「花巻の方はとても気さくで、料理・雰囲気、すべてに満足した。」や「生産者さんの話を聴いて、花巻への興味も抱く機会となった。」といった声も。 最後は3本締めで、花巻と農産物の未来を祈願して閉会となりました。 「花巻く、花巻。~岩手県花巻に出会う日~」に参加した生産者、事業者、一般の参加者の皆さんの多くの笑顔があふれていたのが印象的でした。
▲閉会後も熱の冷めない会場(theFlowerApartment)
花巻市の農業を新しいステージへ
かつて宮沢賢治が理想郷「イーハトーブ」と表現した岩手県花巻市。 東日本大震災以降、食に対する関心は高まりを見せていますが、豊かな自然の中で行われてきた花巻市の農業も、現在、担い手不足などの多くの課題を抱えています。
そんな農業の未来をつなぎ、花巻市の農業を新たなステージへと発展させる「食の創り手マッチングプロジェクト」。花巻市の創り手(農業従事者)と首都圏の売り手・シェフ・消費者がそれぞれ交流することで、新たな取り組みや展開を生み出そうと、今回のイベントの他にも、過去2回の交流やイベントを実施してきました。
今年度のイベントは今回が最後とのことですが、花巻の農業はこれからさらに進化をしていきます。 このプロジェクトから生まれた取り組みや、これから生まれる取り組みにご注目ください!そして、花巻市、花巻の生産者や生産物が気になったみなさん。ぜひ、花巻に足を運んでみてくださいね!
■詳しくはプロジェクトサイトをご覧ください!
食の創り手 マッチングプロジェクト
HP:http://hanamaki-tsukurite.jp