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2015年9月10日 ココロココ編集部

【まだ間に合う!!】日帰り&駅チカで楽しめる「大地の芸術祭」!

“あなたはもう、行きましたか?”

東京駅から約1時間半。越後湯沢駅で乗り換えてから40分ほど「ほくほく線」に揺られると「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台に到着します。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、3年に1度行われる世界最大級の国際芸術祭。広大な土地におよそ380点の現代アートの作品が展示されています。

 

2015年の夏、第6回を迎えるアートフェスティバルの開催期間も残りわずか…。

まだ行ってない人も大丈夫です。東京から日帰りで、車がなくても楽しめる大地の芸術祭をお伝えします!

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」とは

“「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、「人間は自然に内包される」を基本理念としたアートを道しるべに里山を巡る新しい旅は、アートによる地域づくりの先進事例として、国内外から注目を集めています。”
[大地の芸術祭 公式HPより引用]



スタート地点は「まつだい」駅がおススメ!

「東京」駅から上越新幹線に乗り込んで、「まつだい」駅を目指しましょう。

リュックサックにスニーカー、肩から斜めにカメラをぶら下げて準備が出来たら出発です。

まつだい駅_R

「まつだい」駅は「越後湯沢」駅から「ほくほく線」を使って40分ほどで到着できます。ここの近くには、パンフレットやポスターにも頻繁に掲載されている草間彌生氏の作品「花咲ける妻有」をはじめ、多くの作品が密集しています。



まずは「まつだい」駅のレンタルサイクル”里チャリ”を借りましょう

レンタサイクル

駅を出て、まずは「まつだい駅総合案内所」に向かいましょう。
ここではワンコイン500円で電動アシスト自転車(数に限りあり)を借りることができます。
自転車を借りることに成功したら、そこから数百メートル先の「まつだい雪国農耕文化村センター」を目指します。



この「まつだい雪国農耕文化村センター」周辺には常設・非常設・イベント合わせて55作品が密集しています。施設内の作品を鑑賞した後は、里チャリに乗って道沿いに展示されている作品を鑑賞してみましょう。これで382作品の中の55作品を鑑賞できる計算です。

主な作品をご紹介します!

【花咲ける妻有】(草間彌生)

作品1 アイキャッチ_R



【棚田】(イリヤ&エミリア・カバコフ)

作品2_R



【リバースシティ】(パスカル・マルティン・タイユー)

作品3_R



【「関係 – 黒板の教室」(教育空間)「関係 – 農夫の仕事」(農耕空間)】(河口龍夫)

作品4_R



まつだい雪国農耕文化村センター内には大地の芸術祭ショップもあります。
十日町のお土産をアートにデザインした商品が人気です。

お土産_R



昼食は古民家リノベーションによって生まれたお洒落なカフェで…

主たる作品を鑑賞したら、昼食を兼ねてお洒落なカフェで一息つくのはいかがでしょう。
以前にココロココ編集部で紹介した「山の家カフェ&ドミトリー」(https://cocolococo.jp/3047)も「まつだい」駅から徒歩5分ほどの場所にあります。

山の家_R

山の家カフェ&ドミトリー」 新潟県十日町市松代3467−5

昼食とコーヒーを堪能したら、「まつだい」駅へと戻り里チャリを返却して「十日町」駅を目指しましょう。電車の時間は1〜2時間に1本しかないので気をつけてくださいね。



十日町駅に到着!再び里チャリを使って次の作品へ

越後湯沢方面へと戻って「十日町」駅で下車します。
「十日町」駅の周辺は「まつだい」駅の周辺とは打って変わって市街地の景色が広がります。
西口を出て階段を下りると、ここでも里チャリを借りることができるので日帰り鑑賞を楽しむためにも手に入れましょう。

十日町駅_R

さて、十日町駅に着いてから最初に目指すのは「十日町産業文化発信館 いこて」です。

いこて_R

冬には4メートル近くの積雪がある十日町の町中に2015年6月にOPENしたばかりの日本酒バー。かまくらをモチーフに建設された独特のビジュアルが特徴的な施設ですが、冬になると雪が建物に覆い被さる様に積もります。



実は「いこて」も大地の芸術祭の関連施設の一つ。
ここでのおススメは「御噺屋(おはなしや)」屋台調のお店にヒラリと垂れた暖簾。
大地の芸術祭の期間中、13:00、15:00、17:00(休日は11:00の回もあり)に集まったお客さんと一緒にお話を作っていくパフォーマンスを楽しむことができます。

 

「さて、ここに一つの愛がありました。これはどんな愛でしょうか。」

 

そんな質問をお客さんに投げかけて、答えをもとに新しい質問を別のお客さんに投げかけます。
答えを繋げていくと、一つの物語が出来てしまうという作品です。

【御噺屋(おはなしや)】(佐藤悠)

SONY DSC

編集部が参加した時は「女社長が従業員と恋に落ちて月に行くラブロマンス」が生まれ、最後に2人は遥か彼方の惑星へ旅立っていくという話が生まれました。



【憶測の成立】(目)

作品6_R



【越後妻有里山現代美術館[キナーレ]】(原広司+アトリエ・ファイ建築研究所)

作品7_R

建物内は美術館になっており、ここでも多くの作品を鑑賞することができます。



お土産はキナーレに併設された道の駅「クロステン」で。

クロステン_R

全作品は1日では周りきることは難しいですが、この行程だけでかなりの数の作品を鑑賞することができました。大地の芸術祭では、他にも魅力的な作品がたくさん展示されています。次に開催されるのは3年後、今年は2015年9月13日(日)までが開催期間となっています。日々に忙殺されて、なかなか時間が取れないあなたも「日帰り&駅チカ」プランで大地の芸術祭を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ】
新潟県十日町・津南町を舞台に開催される国際的な現代アートの祭典であり、国内外問わず多くの観光客が訪れる。廃校の活用や市民参加など地域活性化の事例としても取り上げられ注目されている。

〈大地の芸術祭〉
http://www.echigo-tsumari.jp

〈花咲ける妻有 草間彌生〉
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/tsumari_in_bloom

〈棚田 イリヤ&エミリア・カバコフ〉
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/the_rice_field

〈リバースシティ パスカル・マルティン・タイユー〉
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/reverse_city

〈「関係 – 黒板の教室」(教育空間)「関係 – 農夫の仕事」(農耕空間)河口龍夫〉
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/relationblackboard_classroomrelationfarmers_work

〈御噺屋(おはなしや) 佐藤悠〉
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/an_ohanashi_wagon

〈憶測の成立 目〉
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/completed_conjecture

〈越後妻有里山現代美術館[キナーレ] 原広司+アトリエ・ファイ建築研究所〉
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/echigo-tsumari_kouryukan_echigo-tsumari_exchange_center

〈山の家カフェ&ドミトリー〉
http://yama-no-ie.jp

〈十日町産業文化発信館 いこて〉
http://www.hachaikote.com

【大地の芸術祭2015に関するお問合せ】
大地の芸術祭 実行委員会事務局
〒948-0079新潟県十日町市旭町251番地17 十日町市総合観光案内所内
TEL: 025-757-2637
E-mail: info@echigo-tsumari.jp

【その他のお問合せ】
里山協働機構事務局
〒948-0003 新潟県十日町市本町6
越後妻有里山現代美術館[キナーレ]内
TEL: 025-761-7767 / FAX: 025-761-7911
E-mail: info@tsumari-artfield.com

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ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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