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2015年2月20日 ココロココ編集部

【ココロココ編集部が行く!ローカルシフトなヒト・マチ・コトに出会う旅①】新潟県十日町市「山の家カフェ&ドミトリー」

2014年10月に行われた「ローカルシフトVol.6」に登壇していただいた一般社団法人ヤマエイエヒトの河村和紀さん(https://cocolococo.jp/2566)。そこで紹介された「山の家カフェ&ドミトリー」があまりにも気になったココロココ編集部は、満を持して新潟県十日町市は松代地区に向かいました。

十日町市松代地区は、3年に1度行われる世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台でもあります。その地区にある「山の家カフェ&ドミトリー」は、古民家をリノベーションしたカフェ兼ゲストハウス。

厳冬の越後妻有。日本有数の豪雪地域の中にある「山の家」と、その土地の温かさを感じる旅を皆さんにご紹介します。

「東京」駅から上越新幹線に乗ること約1時間半、「越後湯沢」駅に到着です。

越後湯沢駅

ウィンタースポーツのシーズン真っ盛りというだけあって、駅構内はたくさんの人で溢れていました。私もひと滑りしたいところですが、今回は「山の家」へ…。

ほくほく線ホーム

「越後湯沢」駅からは、ほくほく線に乗り換えて「まつだい」駅まで向かいます。出発するホームは0番線なんですね。めずらしい!

まつだい駅ホーム

「越後湯沢」駅から40分ほどで「山の家」のある「まつだい」駅に到着しました。

雪の積もっている通り

駅の外に出ると…、す、すごい雪の量…。

豪雪エリア

どこまでも雪の壁が続きます。さすが平均積雪量が約3メートルの豪雪エリア。大量の積雪に耐えられるように、民家や建物の屋根が様々な形に工夫されています。雪の量に圧倒されつつ、越後妻有の風土や生活文化を感じながら目的地へと足を進めます。

家の横にある積み重なった雪

ほくほく線「まつだい」駅から徒歩5分。あっという間に、目的地の「山の家カフェ&ドミトリー」に到着しました!

山の家カフェ&ドミトリー内観

1階はカフェになっています。リラックスできる音楽と木の香りに包まれて、とても居心地の良い空間!東京から約2時間でこんな素敵な場所に来ることができるなんて、ココロココ編集部は感激しっぱなしです!

ロゴ

ユニークかつおしゃれな「山の家」のロゴも目を引きます。すっかり日も暮れてしまったので、夕食をいただきます。

玄米の甘酒

地元で生産されている玄米の甘酒。冷えた身体も温まります。

クリームコロッケ

地元の里芋を使ったクリームコロッケ。里芋が口の中でとろけて美味しいです。

キーマカレー

まつだいの野菜を使用したキーマカレーも。大満足のココロココ編集部は、地酒が進み、山の家のスタッフの方との会話も弾んで、すっかり酔ってしまいました。2階のドミトリーで就寝。
(ちゃんと取材を続けられず、すみません…。)

内観

翌朝、目が覚めると台所からは美味しそうな匂いが・・・。

朝ごはん

おぉ…!なんて健康的な朝ごはん!自家製味噌や棚田米等、十日町の自然の恵みがたくさん詰まっている朝食です。

芝峠温泉「雲海」

朝食を取ったあとは、車で10分ほどのところにある芝峠温泉「雲海」へ。その名の通り、露天風呂から雲海が見ることができる温泉で、四季を通じて多くの人が訪れます。

山々雪景色

この日は雲海を見ることはできませんでしたが、こんな景色を眺めながら温泉を楽しむことができました!どこまでも続く越後の山々は絶景です。

無料送迎バス

ちなみに「山の家」からは、芝峠温泉の無料送迎バス(要予約)も走っており、気軽に絶景を楽しめる温泉にアクセスすることができます。これは嬉しいですね。

雪景色

楽しい時間はあっという間に過ぎ、そろそろ東京へ帰らなくてはいけません。後ろ髪を引かれつつ、来た道を戻り東京へ向かいます。回りの景色は雪に覆われ、越後の冬の厳しさを感じさせますが、「山の家」の空間や食事、芝峠温泉、在来線の車内等、様々な場所で温もりを感じる旅となりました!

メニュー

「山の家」では、11:30~18:00がカフェ営業。地元の食材を使った、ランチやスイーツを楽しむこともできます。無料wi-fiもあるので、ちょっと都会の喧騒を離れてのノマドワークにもピッタリです。(私もだいぶ捗りました!)

器

皆さんも、ほっと一息つく時間と越後妻有の風土を感じに「山の家」を訪ねてみてはいかがでしょうか?厳しい自然だけではなく、この地域ならではの温かさを感じることができます。次はいつ来ようかな。(ココロココ編集部 佐藤柊平)

【参考:今回の旅の費用】
◎交通費
 行き(東京→越後湯沢→まつだい):7,010円
 帰り(まつだい→越後湯沢→新宿):4,210円
※新幹線が満席のため快速「シーハイル上越」を使用(期間限定運行)。
◎宿泊費
 山の家(朝食付):4,500円
 山の家(夕食代):3,000円程度
◎その他
 芝峠温泉入浴料:600円
 他飲食・お土産代:2,000円程度

合計 21,320円

取材先

山の家カフェ&ドミトリー

〒942-1526 新潟県十日町市松代3467-5
TEL 025-595-6770
Mail info@yama-no-ie.jp
HP:http://yama-no-ie.jp/
FB:https://www.facebook.com/YamanoieCafeandDormitory

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ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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