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2017年1月6日 ココロココ編集部

2016年盛り上がった“茨城県北”!2017年さらに盛り上げるためには?「いばらきさとやま未来会議in東京」イベントレポート

2016年は「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」をはじめ、茨城県北地域が話題になった1年でした。芸術祭の他にも、7月には50名を超える方が参加し茨城県北地域の楽しみ方について語り合った「さとやま共創 Meet Up ~茨城県北を楽しむ関わり方を見つけよう!~」、そして10月に茨城県常陸太田市で開催し、130人以上が集結した「いばらきさとやま未来会議」など、様々なイベントが開催されました。

そんな茨城県北、2016年ラストイベント「いばらきさとやま未来会議in東京」の様子をお伝えします!

茨城県北6市町ってどんなところ?

まずは、茨城県北6市町(日立市・常陸太田市・高萩市・北茨城市・常陸大宮市・大子町)の代表の方に、それぞれの街をPRしていただきました!

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観光地の紹介や特徴的な施策、住んでいるからこそわかる街の魅力についてプレゼンされました。中でも、常陸大宮市の地域おこし協力隊である木元さんには、移住して感じた人の温かさなど街の魅力を熱く語っていただきました。それぞれ個性あふれるPRで、会場の空気は一気に和やかな雰囲気になりました。

 

2016年 茨城県北ダイジェスト&トークセッション

続いて2016年の茨城県北をダイジェストで振り返ります。2016年はなんといっても、世界各国からアーティストを招いて開催された「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」が県内外から大きく注目され、当初の予想を大幅に上回る、約77万6千人の方が来場されました。他にも本気で事業プランを練るイベント「県北地域ビジネス創出支援事業」や、130人以上の方にご参加いただいた茨城県北の未来を考えたイベント「いばらきさとやま未来会議」をはじめ、多数のイベントが開催され、茨城県北が注目された1年でした。

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ダイジェストで振り返ったあとは、ゲスト3名の今年の活動について振り返っていただくトークセッションです。

茨城県大子町に生まれの齋藤真理子さんは、地元のまちづくりNPO法人「まちの研究室」で、防災ラジオを兼ねた地元のコミュニティFM「FMだいご」の運営や街の様々なイベント企画に携わっていらっしゃいます。2016年は「丘の上のマルシェ」を開催し、13,000人が来場したそうです。2017年も開催されるそうなので気になった方は足を運んでみてはいかがでしょう?(齋藤さんの詳しい活動内容はこちら

菅原広豊さんは、秋田県出身。大学の進学をきっかけに茨城で暮らし始めました。現在は「ヒタチモン大学」を設立し、消費者と県内生産者をつなげる場づくりや、地域にコミットしたさまざまなイベントの企画をされています。2016年は10月に開催した「いばらきさとやま未来会議」でつながった方などと、地域を元気にする“タマリバ”づくりに取り組み始めたとのこと。2017年の活動にも期待ですね。

川井真裕美さんは、茨城県水戸市出身、美術大学を卒業後、デザイン会社に就職し、デザイナーとして勤務。2013年に茨城出身の女性を応援するマガジンサイト「茨女(いばじょ)」の活動を開始しました。2014年に独立し、フリーランスのグラフィックデザイン制作会社、株式会社MIITO CREATIVEを設立され、精力的に活動されています。(川井さんの詳しい活動内容はこちら

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川井さんは、2016年の茨城県北を振り返ってみて、「今年は『KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭』が行われたこともあって、普段注目されない街にも人が訪れることが多くなり、地元の方たちも喜んでいた様子でした。県北から茨城全体を盛り上げていければ」と語っていただきました。

 

SNSを活用して茨城県北を盛り上げよう!

続いては、茨城県北を2017年も盛り上げていくための方法の1つとして、SNSの活用方法を参加者の皆さんと考えます。様々なSNSがありますが、まずはゲストの方が普段、SNSをどのように使っているか、お話して頂きました。

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齊藤さんは、「主に使用しているのはFacebookですね。イベントでお知り合いになった方が、どんな活動をしているのか、というのを知るための情報収集ツールとして使っています」とのこと。

一方で、川井さんからはこんな意見も。「初めはFacebookを主に使用していましたが、Facebookに登録していない方が身近に多かったため、誰でも閲覧できるウェブサイトも同時に更新するようになりました。最終的に紙なら配れば誰でも見てくれると思い、“茨女”はフリーペーパーという形になりました。世代ごとに接する媒体が違うので、誰に伝えたいのかを考え、使う媒体やSNSを変えていくことも必要かなと感じています」

会場の皆さんに、Facebook、Twitter、LINEの中でどれを使用することが多いか手を挙げて頂くと、ほとんどの方がFacebookという結果に。社会人の方が多くいらっしゃったこともあり、このような結果でしたがやはり世代によって使用するSNSが違うようです。

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次に、参加者の皆さんにグループになってもらい、SNSをどのように活用しているか、また、茨城県北のFacebookグループページをどうしたら有効活用できるか、などについて話し合っていただきました!

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各グループで話し合った内容を発表してもらうと、やはり情報収集ではTwitterとFacebookが主な利用率を占め、プライベート面ではInstagramなどその他のSNSも活用されているようでした。

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茨城県北のFacebookグループページについては、「リアルタイムで県北の様子を伝えられることが利点。写真や動画を多く利用し情報発信するとよさそう」という意見だけでなく、「有益な情報が得られるよう、ページの目的や運営方法をしっかりと定める必要がある」など今後に活かしていきたい意見が多くあがりました。

 

地酒と茨城ごはんで交流会(忘年会)!

頭をつかった後はお待ちかねの交流会です。 茨城県北でつくられている「常陸秋そば」を使った「そば稲荷」をはじめ、茨城県産の食材を使った美味しい料理を「しまの食堂」さんに作って頂きました。茨城県北の地酒も3種類あり、皆さん味を比べつつ楽しんでいました。

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2016年の茨城県北は、「茨城県北芸術祭2016」など様々なイベントで盛り上がりました。今回はそんな1年を締めくくるイベントとなりました。イベントの盛り上がりを見ていると、2017年の茨城県北はもっと盛り上がっていくのではないかと感じました。

早速、2017年2月11日(土)には「茨城県北ビジネスプランコンペ2016」ファイナリストによるビジネスプランコンペが予定されています!引き続き、これからの茨城県北にご注目ください!

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ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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