何から探しはじめるのか?
「移住先でどんな住まいを選ぶのか」は移住の目的によっても違う。そこに永住するつもりなのか、それとも体験を兼ねた仮の住まいなのかによっても探し方は大きく変わってくるはず。
都会との2拠点生活を前提としたセカンドハウス的な住宅を考える場合は、管理やセキュリティの問題も考える必要があるだろう。最近では奥さんが都会に残り、旦那さんが地方で暮らすという2拠点生活を送るケースも増えている。その場合は交通アクセスの良さも大切なポイントになるだろう。
農業を始めるにしても、自給自足的な生活であれば庭や付随した畑で十分だろうし、本格的な営農を考えるならふさわしい住居があるはず。また、海と山では気候や環境は全く違うし、ひと言で田舎といっても、管理された別荘地のように生活のライフラインが整った場所もあれば、まわりには何もない里山まで様々な村や集落などがある。何となく決めたのでは、理想と現実とのギャップに悩み、果ては移住生活そのものを断念せざるえないことになってしまいかねない。
賃物件を探すのか、それとも中古物件として売りに出ている住宅の購入を考えているのかなど、住宅のタイプによっても探し方がちがってくる。まずは体験的な居住を考えているのなら、バックアップをしてくれている自治体を調べてみる必要もある。