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和歌山の美しい景色を未来に引き継ぐ「株式会社ヒガシバタ/東端秀典建築計画事務所」

『RECRUIT GUIDE』 by. ARCADE PROJECT

和歌⼭の可能性を次世代へ届けたい。その思いから、理想の商店街をつくるイベント「Arcade」の開催や、紙媒体・SNSなどでの情報発信を通じて、“街の編集” を⾏うクリエイター集団がいます。そのARCADE PROJECTが今回、若者たちへ和歌山で働く未来を届けようと、リクルートガイドという求人情報の冊子を発行しました。下記は冊子の転載です。

※メイン写真:撮影協力 漁火の宿シーサイドホテル観潮

町医者みたいな工務店

作業中の東端さん

現場監督と作業をマルチでこなす東端さん。

「うちは、町医者みたいな工務店なんです」とは株式会社ヒガシバタ代表、東端 秀典さんの言葉。東端さんは芸大で建築を学んだ後、建築士の資格を取得。それまで父親が内装業で築いてきた仕事を礎に、今や新築住宅から住宅 および店舗のリノベーション、ホテルの客室改装にまで 業務を拡大。ほぼ1人で会社を回しているため、業務内容 も多岐にわたります。営業から現場の職人の手配、納期管 理といった現場監督の仕事、図面引き、備品発注などなど。そればかりか、頼まれれば草刈りから見積り代行な ど、何でもこなします。それが冒頭の言葉の真意。

建築で街の記憶をつなぐ

東端さん

激務の間でも世界の最新気鋭の建築を学び、仕事に反映させる。

大学を出た頃は繊細なスケッチを描く建築家になりたかった東端さん。家業を継いでよかったのか悶々とすることもあったそう。しかし和歌浦のシーサイドホテル観潮、和歌浦温泉萬波の内装改修工事の数々が転機となりました。実は萬波ホテルは関西モダニズム建築の大家、増田友也氏の設計だったと判明したのです。和歌浦は万葉集の時代から歌に詠まれた景勝地。風光明媚な観光地として栄えた地域ですが、近年はかつてのにぎわいを感じるのが難しい状況でした。しかし、改修を続けるうちに周辺が活気を取り戻しつつあると東端さんは感じています。「この改修工事で、地域の文化を継承することに寄与できた。建築をやる人間として間違いじゃなかった」。地域に根をはることで、少しずつ街の景色が変わっていく。ヒガシバタはそんな建築の真髄に触れられる会社です。今回は後継者の育成も視野に入れ、現場監督、現場作業員、秘書を募集します。「現場監督ができる人や、CADが使えて建築の確認申請を提出するまでの流れを把握している人、図面から工事費の見積もりを起こせる人が来てくれたら嬉しいです」。

募集要項

企業名

株式会社ヒガシバタ/東端秀典建築計画事務所

業務内容

現場監督(新築・リフォーム現場での工程管理・施工管理・予算管理、見積業務)、現場作業員(現場での作業補助)、秘書(事務員、代表の仕事サポート)

雇用形態

正社員(月給制)、パートタイム(時給制)

応募条件

高卒以上。
建築士の資格者は優遇。
学歴・経歴・職歴・資格をかんがみながら、人柄を優先的に考慮します

勤務時間

8:00~17:00(休憩1時間)
土日祝休み 夏・冬期休暇あり
※仕事の状況で変動あり

給与形態

面接時に決定

待遇

面接時に決定

勤務地

和歌山県海南市阪井1822-1

選考プロセス

履歴書(写真貼付)と職務経歴書を上記住所まで郵送ください。書類選考後、面接日を連絡します。

お問い合わせ

採用担当 東端
TEL:073-487-0143
MAIL:hidenori99@mac.com

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私が紹介しました

ARCADE PROJECT

ARCADE PROJECTARCADE PROJECTは、企画・編集・デザイン・建築などさまざまな専門性を持つメンバーで構成されるクリエイター集団です。和歌山出身または在住の有志が集い、和歌⼭の可能性を次世代へ届けたいという思いから、イベントの開催や冊子の発行などを通じて“街の編集” を行っています。

人と風土の
物語を編む

 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

人と風土の物語を編む