一番の魅力は「食」いっしょに魅力を探しましょう!
【林政課・鈴木佑介さん(2年目)】
盛岡市出身の鈴木さん。両親が岩手県沿岸部の出身だったことから、大学在学中に起きた東日本大震災を機に「岩手の復興に関わりたい」という思いが強くなりました。それまで考えていた民間企業への就職から方針変更し、住田町職員の道を選びました。
鈴木さんにとっての住田町といえば「食」。「住田に来たばかりのころ近所の人にお米をいただいたのですが、これが美味しくて。それ以来、僕の中の住田町は、食べ物が美味しいというイメージですね」。盛岡の友人などまわりには住田町のことを知っている人は少ないそうで、「僕自身も来て1年で、まだまだ住田の魅力をさがしているところ。コーディネーターといっしょに住田のよいところ、おもしろいところを見つけていきたいですね」とのこと。コーディネーターに近い目線でのサポーターになってくれそうです。
ローカルコーディネーターを目指す人にむけて一言をお願いすると「住田はたしかに何もないところです(笑)。何か住田のいいところを自分なりに見つけて、『住田のためにがんばりたい』と思えるようになってほしいですね」ときっぱり。最年少ながらも頼もしいサポーターです。
人見知りでも大丈夫!住田は伸び伸びできる居心地のよいところ
【町民生活課・菅野美沙子さん(6年目)】
住田町出身で大学卒業と同時に町に戻った菅野さん。「不便で何もないところだけど、やっぱり居心地の良さで住田以上のところはないですね。うまく言えないんですけど……」と語ります。「のびのびできる」ということで、「伸」の一文字を書きました。
自身も人見知りだという菅野さんは、着任したコーディネーターが早く溶け込めるようにアイデアがあるそう。「仲良くなるにはやっぱりバーベキューですよね。住田は地元の野菜や『清流鶏』など食材が豊富。いっしょに盛り上がって住田に溶け込んでもらえるようにしたいですね」。
菅野さんにはローカルコーディネーターの適性について尋ねてみました。「メンタル(精神力)が強い人ではないでしょうか。住田に限らず、ほかの場所から来てその土地で活動をするには色々なストレスがあると思います。そういうことをあまり気にし過ぎず、屈せずにやっていける人が向いているのではないかと思います」。 ローカルコーディネーターを目指す人へ「住田は背伸びをせず自然体でいられて、のびのびできる、そんな場所です。一緒に頑張っていきましょう」とメッセージをくれました。
地域で子育て 人があたたかく和める住田町
【企画財政課・高橋大将さん(9年目)】
住田町出身の高橋さんは、2児の父親の視点から、住田の魅力を「身近に自然があって、いつでも子どもたちが触れ合える教育環境だし、何より地域の人たちがみなさん、自分の子どもや孫のようにかわいがってくれます。地域で子どもを育てるという環境は地方ならではですね」と熱く語ります。
「自分も大学進学のために町を出ましたが、戻ってきたら周りの人たちはすぐに声をかけてくれました。やっぱり和めるのは地元住田です」。そこで高橋さんは「和める」の「和」を書いたそうです。
さらに子育ての取り組みとして住田町ならではなのが、子どもが誕生した時に町から贈られる木製品です。「森林・林業日本一の町」らしい贈り物。高橋さんもあらためて住田の木の良さを実感したと言います。ほかにも、3歳児~5歳児の保育料無料化などの子育て支援があります。「子育てに力をいれている町なので、コーディネーターも将来的に町での子育てを考えている方や子育て中の方に来てもらえたらうれしいですね」とお父さんならではのメッセージをくれました。
住田を盛り上げる同志をお待ちしています!
【企画財政課・高橋大将さん、佐々木祐未さん、横澤広幸さん】
ローカルコーディネーターの活動を日々サポートするのが企画財政課の高橋さん、佐々木祐未さん、横澤広幸さんの3名の職員です。課長補佐の横澤さんは「町役場にも最近はUターン、Iターンの職員が増えてきて、オープンな雰囲気になってきたと感じています」と、ローカルコーディネーターがソトから来ることで地域も開かれていくことを期待しています。「私たち3人はコーディネーターと苦楽を共にする同志です。一緒に住田を盛り上げましょう!」力強く温かい一言で締めくくりました。