ローカルビジネスに欠かせない“地域コーディネーター”の存在
全国各地の地域には、観光や特産品、地場産業など、魅力的な資源が存在しています。しかし、その魅力的な地域資源が活かされず、埋もれたままになっているケースがあることも見受けられます。
これらの地域資源を活かすためには、複数のプレーヤーを結びつけながら、地域資源の付加価値を高め、ビジネス化していく取り組みが必要です。
その中心を担う役割のひとつに、様々な経験や知見を備えた「地域コーディネーター」という存在が欠かせません。
「地域コーディネータ-養成研修」の仕組み
この「地域コーディネーター養成研修」では、地域資源を様々なアプローチから魅力的なサービスや商品開発につなげている「達人」と言われる先駆者の方の下で、一定期間の「修行」を行います。
地域コーディネーターや地方の第一線で活躍される様々な「達人」または「コーディネーター組織」に一定期間弟子入りし、社会人インターン生として実地体験型研修を受けるというものです。
その際、「修行」にいく個人・企業・団体の研修費や交通費、滞在費の2/3が補助されます。
※「地域コーディネーター養成研修」の仕組み
この研修の参加は、
【1.「申込書」「志願書」を提出】12月21日(月)まで。
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【2.マッチング】「志願書」等をもとに、
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【3.事前研修】東京で行われる研修に参加します。
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【4.現地研修の実施】達人や組織に入り実地体験型研修を行います。(2月末まで)
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【5.成果報告会】2016年3月中旬の報告会で成果報告・体験共有を行います。
という実施行程になっており、サービス産業生産性協議会の事務局スタッフから、丁寧なマッチングサポートが受けることができます。
研修内容のポイント
この「地域コーディネーター養成研修」は、一部費用の負担はあるものの、
(1)研修費、交通費、滞在費の2/3が補助される
(2)最短2週間(述べ10日間以上)の研修は、都合に合わせて日数を分割して実施することも可能
(3)「観光」「地域コンサルティング」「農林水産業」など、研修テーマが豊富
といった特長があります。
受入先との日程調整により、参加者の都合も考慮したプログラムを組むことが可能です。
例えば、昨年度の「地域コーディネーター養成研修」の参加者の一人は、一般社団法人地域活性化センター統括参事の前神有里氏のもとで「修行」を行っています。
○研修日程事例
2月8日(日):セミナー参加・運営
2月10日(火):オフィスの作業手伝いや会議同席
2月13日(金):福井県アンテナショップの手伝い
2月19日(木):打ち合わせ等への同行
2月20日(金):総務省研修会への同行
2月21日(土):セミナー参加・運営
2月22日(日):セミナー参加・運営
2月25日(水):実地研修
2月26日(木):打ち合わせ同行
上記のようなスケジュールで、述べ10日間の実地体験型研修を行っています。
もちろん、2週間ずっと受入先で研修を行う方もいますが、仕事の都合等で日程を分散させることも可能です。
「環境」や「視点」を変えて地域を捉える
昨年度もたくさんの参加があった「地域コーディネーター養成研修」。参加者からは、
「実質的なノウハウ伝授だけなく、次世代への継承を指導いただき、コーディネーターの意味を学びました。」
「行政関係者、多くの著名人、有力者と知り合い、新しい人脈を築くことができました。」
「全国各地の事例を学ぶことができ、大きな財産となった。」
といった声が多く、普段の仕事や活動だけでは得ることのできない経験や知見を得ることができているようです。
地域資源を活かしたサービスのチカラで日本の地域を活性化させる“経験”と“知見”を、