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2019年1月3日 奈良織恵

トレンド予測「デュアラー」の今年こそ、都市と地方のつなぎ方を考える

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2019年、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ココロココの運営も6年目になりました。
始めた頃は、「地方移住」っていうと、まだちょっと変わった人がするものという印象がありましたが、今やテレビでも普通に「移住」や「地域おこし協力隊」が取り上げられるようになり、なんと、リクルートさんまでもが、2019年のトレンド予測に「デュアラー(2拠点生活を楽しむ人)」なんてキーワードを挙げてきましたね。

まわりの2拠点生活実践者たちが、口を揃えて「へー、自分たちデュアラーっていうんだ!?」と驚いていたのが印象的でした(笑)。トレンドって、こうやって作っていくんだなぁ。さすがはリクルートさんです!

昨年末には、「定額制で全国どこでも住み放題の多拠点 co-living サービス」までリリースされて、いよいよ「2拠点生活」「複数の地域に暮らすこと」が当たり前になっていくのかなと感じます。

ここまで一般化してくると、2拠点の片方である都心の住まいも、選び方が変わっていくのではないでしょうか。

これまで、首都圏の新築マンションといえば、いわゆる「マンションコラム」と呼ばれる煌びやかな宣伝文句でイメージを訴求したり、交通アクセスの良さをアピールしたりするのが一般的でしたが、もっと2拠点生活を前提としたシェアの仕組みや地域コミュニティとのつながりを重視する人が、マンション購入層にも増えるのではないかと思います。

都心で5000万円の新築マンションを1つ買う代わりに、4000万の中古マンションと、1000万の地方古民家を買うとか、都心か地方のどちらかの拠点はシェアハウスにするとか…選択肢もますます多様になりそうです。

実は、弊社ココロマチは、地方のことをメインで紹介する「ココロココ」のほかに、都市部でマンション周辺の地域情報を紹介するサービス「itot」も運営しています。
以前から、この2つのサービスを連携させて「都心マンション住民」と「地方の町や村」を繋ぐことができないかなぁと考えていたのですが、「デュアラー」が来そうな今年こそ、実現に向けて動いてみたいと思います。
ご興味ある方、ご協力いただけそうな方がいましたら、ぜひご連絡ください!

※写真は本文とはあまり関係ありませんが、私が「デュアラー」している南房総で、昨年よく通った平舘エリアの稲荷山からの風景。海と山が近く、東京からも近く、馬場未織さんが10年以上前から「週末は田舎暮らし」をしている南房総は、まさにデュアルライフにはうってつけの地域です。

奈良織恵
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私が紹介しました

奈良織恵

奈良織恵横浜市出身、東京都港区と千葉県南房総市の2拠点生活。 両親とも東京生まれ東京育ちで、全く田舎のない状態で育ったが、父の岩手移住をきっかけに地方に通う楽しさ・豊かさに目覚める。2013年に「ココロココ」をスタートし、編集長に。 地方で面白い活動をする人を取材しつつ、自分自身も2拠点生活の中で新しいライフスタイルを模索中。

人と風土の
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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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