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2017年8月28日 奈良織恵

2拠点・多拠点生活における”移動”を考える

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こんにちは、ココロココ編集部の奈良です。
最近、単なる移住よりも注目されている感のある「2拠点生活」「多拠点生活」。私自身も目指しつつ、少しずつ実践しているライフスタイルではありますが、避けては通れないのが”移動”の問題。
移動が快適かどうか、楽しいかどうかによって、2拠点・多拠点生活の満足度も変わります。

私も先週は移動の多い日々でした。
南房総 → 東京 → 長野 → 東京 → 岩手 → 東京(イマココ)

移動は疲れます。
ある程度は慣れるんですが、私はやっぱり疲れます。

仕事がらいろいろなところに行くことが多いのですが、旅行であっても放浪の旅よりもアパート借りてしばらく住むような旅が好きですし、基本的には遊牧民型というよりは農耕民型、定住志向なのかなと思います。

私の場合、ここ最近月1回程度以上のペースで繰り返し通っている場所は、

1.南房総
2.岩手
3.和歌山

です。

南房総は、高速バス+自家用車
岩手は、新幹線
和歌山は、新幹線+特急 または 飛行機

が主な移動手段。

・バスは安いけど車内で仕事はしにくい
・飛行機は時間は短くていいけどチェックインなど面倒くさい
・自家用車は融通が利くけど移動中は何もできない…

など、移動手段によって一長一短です。

ということで、2拠点・多拠点生活における移動問題を考えてみました。

■移動の回数を減らす

移動は疲れるから回数を減らす。これが一番手っ取り早い。

私の父は、岩手県遠野への季節移住です。
毎年、年の瀬が迫る頃に横浜の実家に帰ってきて、3月に入ると遠野に戻っていきます。
何もなければ移動は年に2回、1往復のみ。
これだと、お金も時間もかからなくていいですよね~。

東京で働く私としては、すぐにはできないスタイルですが、一度の滞在をもっと長くして移動回数を減らすというのは理想的なので目指したいなと思ってます。


■移動時間を短くする

回数が減らせないなら1回あたりの時間を減らす。
長距離バスより新幹線。新幹線より飛行機にすれば時間は短くなりますが、お金がかかりますよね。


■移動時間の過ごし方を変える

現実的にすぐできることとしてはここですよね。

若い頃はいつも、「長時間移動の前日はわざと徹夜して、睡眠不足のまま出発し移動中熟睡する!」という方法をとっていましたが、最近は無理すると回復が遅いのでやめました。

新幹線:
テーブルも電源もあるので(席選択は重要)、一番仕事はしやすい。
東北新幹線は仙台を越えたあたりからネット通信がイマイチなのが△。
先日の岩手行きは座席が混んでいたので奮発してグリーン車にしたんですが(自腹です)、かなり快適で、いろいろ捗りました。

飛行機:
離着陸前後以外はPC仕事もできますが、落ち着かないので私は手書きでのアイデア整理か読書の時間にすることが多いです。

高速バス:
バスはPC仕事も読書も、やりすぎると車酔いするので、最低限のメール返信をしたら、あとは潔く寝ます。基本高速道路なので、景色も楽しくないですしね。

自家用車:
これが一番何もできない。自分が運転してなくても、気兼ねして寝られないし。

ただ私の場合は、まだ「ペーパードライバー」なので、頑張って自分で運転すると相当疲れるのですが、その分「今日も運転頑張った!きっと上達したに違いない!」という妙な達成感が得られるので、意外と満足度は高いです(笑)。
こういう感じで、移動自体を目的化できるというのも、1つの理想形ですね。

チームで移動する場合であれば、その中でMTGをしたり交流を深めたり…もっと、同じ時間を共有するからこその過ごし方ができると良いですね。


■お金の問題…

行ったり来たりすると、当たり前ですがお金がかかります。
自分が繰り返し通う地域のことは応援したい気持ちもあるので、宿泊や食事に関しては、現地にお金を落とせるし、多少お金がかかっても納得感があるのですが、移動は結局、大手交通機関にお金が入るだけだし、しかもそれが金額的に一番大きいし、できればなんとかしたい。

ふるさと納税で、2拠点・多拠点の人向けの交通費補助をしてもらえるといいなと思うんですが、そういう制度はないんですかねー?

と思って調べてみたら、福島県の飯館村は、ふるさと納税の納税者を対象に、交通費を半額補助する制度を実施しているようです。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170717_63001.html

できれば自治体側の負担ではなく、交通機関側の負担で、一定頻度以上に利用する人向けの回数券みたいなものがあると嬉しいです。何か良い制度があるようでしたら教えてください!


以上、あまりまとまりがないのですが、移動について思うところを書いてみました。

「定住人口よりも関係人口」と言われている中で、今後、行ったり来たりの移動をする人はもっと増えて、2拠点・多拠点など暮らし方、働き方のバリエーションも増えていくはずなので、移動についてもイノベーションが求められると思ってます。

2拠点・多拠点の移動に関して、「こういう工夫をしてます」というのがあれば、教えていただきたいです!

奈良織恵
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私が紹介しました

奈良織恵

奈良織恵横浜市出身、東京都港区と千葉県南房総市の2拠点生活。 両親とも東京生まれ東京育ちで、全く田舎のない状態で育ったが、父の岩手移住をきっかけに地方に通う楽しさ・豊かさに目覚める。2013年に「ココロココ」をスタートし、編集長に。 地方で面白い活動をする人を取材しつつ、自分自身も2拠点生活の中で新しいライフスタイルを模索中。

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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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