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2013年11月19日 ココロココ編集部

都会とは違う、移住先の住まい探しの注意点

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中古住宅の購入、土地を購入して住宅建築を考えるなら (前編)

■物件概要の見方にも注意が必要

都会暮らしでは存在していて当たり前のものが、田舎暮らし用の不動産には備わっていないこともある。電気、ガス、上下水道といったライフラインの状況には注意が必要。ガスはプロパンガス(物件概要ではLPGと書かれている)、上水道は地下水を電気モーターで汲み上げている住宅や、トイレが「汲み取り式」のケースも多い。また、下水が整備されていなければ浄化槽が必要となることもある。自分で新たに設置する場合は費用もかかるので注意が必要。

物件概要に書かれていないことにも大切なチェックポイントがある。これからの時代は、田舎暮らしといえどもインターネット回線は大切な生活インフラ。回線整備状況も重要がチェック項目。携帯電話の電波状態はもちろん、光回線、ADSL回線もしくはモバイル回線の電波状況も確認しておこう。

■地目や用途の制限、境界線や地盤にも注意

地目が原野、山林となっている場合もある。土地を購入して新築を考えている場合は建物が建てられるのかも確認していこう。田舎で新たに土地を買って家を建てる際には法的な制限が、例えば、公営法や森林法、都市計画法の規制などがかかっていないのかを確かめる必要がある。「農地」として登録されていればそこに建物を立てるためには別途申請と許可が必要になる。

また、隣地との境界線にも注意。山林や原野では境界がはっきりしないケースも多いが、あとあとのトラブルにまきこまれないためにも隣地の所有者とも連絡をとって確認してもらうようにしよう。

「地盤がどうなっているか」 地盤がしっかりしているかどうかは土地選びの基本中の基本だ。地震で液状化してしまう恐れのあるような沼地のあとの分譲地は要注意。自治体にはハザードマップが用意されているはずなので、確認しておこう。

■古民家や中古物件リフォームの注意点

通常は賃貸住宅をリフォームすることは難しいものだが、「空き家」を再利用したような賃貸住宅ではキッチンや浴槽などの痛みが激しくそのままでは生活に不便な場合もある。大家さんと相談になるが、実費を負担すれば「自由に変えてもいいよ」となるケースも珍しくないようだ。最初から諦めて不便さを我慢するよりも思い切って相談してみる方法もありそう。

また、古民家のリフォームには独自の技術を要する建築もあるので、地元の業者に相談してみるといいだろう。

■地域特性に合わせた住宅設備や仕様のポイント

首都圏での暮らしと比べると寒冷地や南国などは独特の住宅仕様になっているので、事前に知っておこう。例えば北海道ではストーブは強力なタイプが標準となっており、冬場でも20℃前後の快適な室内温度を保てるようになっている。そのため、灯油の消費量は大量となるため、ポリタンクではなく専用の屋外タンクを備えた住宅がほとんど。使用する燃料費も5万円~10万円以上と予想外に高くなることもある。地域の気候風土に合わせた住宅仕様についても理解しておきたい。

■周辺環境のチェックポイント

立地、特に生活の利便性をどこまで求めるのかどうかは都会での感覚と違うことも多いので要注意。公共交通機関が通じていても安心してはいけない。バス停はあるけれど一日に数本といったケースも少なくないのだ。日常生活に使うスーパーや病院の場所と、そこまでのアクセスをどうするかは必ず想定しておこう。自家用車があれば、ある程度の不便は解消できるはずだが、途中の道に危険な箇所がないか、ガソリンスタンドは近くにあるかということも調べておきたい。

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ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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