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2013年11月19日 ココロココ編集部

移住先での仕事、その選択肢を考えてみる

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【仕事探しのスタイル2】仕事をもって移住する

WEBデザイナー-、翻訳家、プログラマー、カメラマンなど場所にこだわらずに仕事を続けられる職業も存在している。これらクリエイティブ系の職業の人であれば、これまでの仕事を続けたまま移住することも可能だ。インターネット回線がつながっていればほとんどの作業は支障なくすすめることができるだろう。趣ある古民家の一室をワークスペースに改装して、創作に励むというデザイナーもいる。取引先や協力スタッフとの打ち合わせは直接会って行うことも必要だが、それさえもパソコンやスマートフォンのテレビ電話機能を使えば代替できることが増えてきた。将来的に移住を考えているのなら、距離を超えても仕事でつながっていくことができるリレーション構築に力を入れておくといいだろう。

■家賃以外にも最初にかかってくる費用

●音楽プロデューサーの仕事を移住先でも続けながら、2拠点生活を送るMさん
東京から長野県に移住して3年目のMさんの仕事は音楽プロデューサー。構想を練ったり企画を考えたりと言うデスクワークは長野県で、制作の実作業や制作スタッフとの打ち合わせ、クライアントへのプレゼンテーションなどは東京で、という2拠点の生活を送っている。クリエイティブな作業は静かで自然に恵まれた場所で行う方がアイデアもひらめくそうだ。一方、長野では畑を耕し、自分で食べるだけの野菜を育てている。もともと持っていた仕事を、移住先でもそのまま続けているスタイルの一種とも言えるだろう。

●移住前から準備を進めていたパン屋さんを開業したWさん
学生時代から援農のボランティアを行っていたWさん、農業と関わりのある仕事をしたいと考えていたが、千葉県に移住したWさんが生業としたのはパン屋さん。東京で暮らしていたころから手に職をつけるためにパン職人の修行を積む傍ら、奥さんは販売の仕事につきパン屋さん開業に向けショップ経営ノウハウを身につけようとしていた。将来設計を計画的に夫婦で考えていたというわけだ。移住先では古民家を手に入れて、こつこつと自分たちの手で改修して、地元に密着したパン屋さんをオープンさせることができた。

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ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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