記事検索
HOME > イベント開催情報 > 移住する > Iターン >
開催日:2015.2.14

「“富山の魅力”と“東京とのつながる未来”とは?‐TURNSカフェとやま×ローカルシフト‐」イベントレポート

このイベントは終了しました

北陸新幹線開通がひと月後に迫った2月14日(土)、東京都千代田区のTIP*S/3×3laboで「“富山の魅力”と“東京とのつながる未来”とは?‐TURNSカフェとやま×ローカルシフト‐」が開催されました。

TURNS( http://www.turns.jp/)と富山県庁、ココロココが連携して開催された、「富山の魅力」や「東京と富山のこれからの関わり方」を考えるこの企画。北陸新幹線の開通だけでなく、地方移住や都市農村交流への関心も高まりもあって、当日は約60名の方が参加しました。

富山へのUIターンはもちろん、行き来する関わり方、東京で富山を応援する関わり方等、たくさんのアイディアや人のつながりが生まれた「TURNSカフェとやま×ローカルシフト」の様子をご紹介します!

富山県は人口約107万人。立山連峰をはじめ三方を急峻な山々に囲まれ、その麓に富山平野と富山湾が広がっています。2015年3月14日には、北陸新幹線の開通により、東京⇔富山間が2時間で結ばれます。豊かで雄大な自然が広がり、移住希望ランキングでも上位に入る富山県への関心は、ますます高まっています。

そんな富山県の魅力と関わり方を探る「TUNRSカフェとやま×ローカルシフト」。

DSC_0222_r

ココロココ副編集長の泉山のコーディネートでイベントがスタート。「チェックイン」という時間を設け、参加者同士の自己紹介や、今日参加した理由を共有し合います。

DSC_0088_r

今回のイベントの仕掛け人。富山県庁地域振興課の小野さん。

「県では、東京にお住まいの田舎暮らし志向の若者に、富山で住み活躍するための魅力を伝えるために、TURNSさんやローカルシフトさんとタイアップしました。直に参加者と富山で活躍されている方、東京にいながら富山に関わる方々とが交流しネットワークを強くして、一過性イベントで終わらず、移住に繋がるアクションを期待してカフェを行いました。」

とこのイベントへの意気込みを語ります。

7名のゲストによるトークセッションも。

DSC_0124_r

富山県にUターンし、(株)ワールドリー・デザイン代表取締役を務める明石あおいさん。富山の風土と向き合って生きている20~50代の女子たちが共同で執筆する『itona』の編集長や、古民家をリノベーションしたカフェ「uchikawa六角堂」の運営など、ユニークな活動を展開しています。

DSC_0121_r

首都圏在住の富山を愛する20~30代の方を中心に、富山県出身者の交流促進を行っている「富山県出身者ネットワークacoico(アコイコ)」の代表を務める石田智章さん。今注目されている“ネオ県人会”として、富山県出身者の交流会やイベント等、富山に関する様々な活動を首都圏で行われています。

DSC_0148_r1

「Toyama(富山)」と「Tokyo(東京)」を「Tanoshiku(楽しく)」「Tsunagu(つなぐ)」をコンセプトに活動する「T4U」のkuma3。富山県出身ではありませんが、富山愛は人一倍です。熱く“富山”を語ります。

DSC_0131_r1

人口600人ほどの富山県南砺市の旧利賀村。その場所を“第2の故郷”として通い続ける学生と社会人の活動「利賀ゼミ」に所属する山田将太郎さん。「利賀ゼミ」は団体名ではなく、利賀村の外に住む人が利賀村住民と関わりながら、村の生活を学んだり、それぞれの関心に基づいたプロジェクトを実施する活動の総称を指すそうです。

DSC_0152_r

DSC_0156_r

富山を訪れ、富山が大好きになってしまったお茶の水スキマ大学の本郷寛和さんと有賀敬直さん。また、「ローカルシフト」の富山ツアーで富山への思い入れが強くなったココロココ編集長の奈良も、富山の魅力やこれからの富山への関わり方を語りました。

DSC_0210_r

DSC_0213_r

トークセッションを受けて、参加者の皆さんからも富山の魅力や関わり方についての感想や意見が相次いで、様々な視点から富山を考える時間でした。

DSC_0218_r

その後は、グループに分かれてワークショップ。「富山へのUIターン」「富山と東京を行ったり来たり」「東京で富山と関わる」といったテーマで、どのようなアクションができるのか。今からでもできるプランを考えます。

DSC_0248_r1

DSC_0271_r

盛り上ったグループは、立ち上がってワークショップに参加する人も。

DSC_0308_r

DSC_0292_r1

DSC_0314_r

各グループで、どんどんプランが出来上がっていきます。

DSC_0368_r

DSC_0394_r

思い思いに富山の魅力や関わり方を考えた9つのグループ。強いコンセプトを持ったユニークなアクションプランの内容が発表されました。富山を民泊の聖地にするプランや、スイカゲストハウス、春夏秋冬のツアー等、富山ならではの魅力やコンテンツを活かした内容に、参加者の皆さんも共感されていたようでした。

DSC_0438_r

DSC_0441_r

発表を終え、富山出身の方も出身ではない方もかなり打ち解けていました。このつながりをきっかけに、富山と東京の豊かな関係性が広がると良いですね!

富山県庁の小野さんは、

「約60人の方がイベントに参加し、しかも本県出身でない多くの方に富山ファンになっていただけたように思います。白熱したワークショップでは、東京で富山を感じるツアーや、年間通じて富山に通う富山ファンのためのゲストハウスや富山の方との交流の拠点や機会づくりなど、数多くのユニークなプランが出されたので、今後の具体的なアクションを期待しています。」

と感想を述べられていました。

DSC_0461_r

DSC_0474_r

この日は、富山から地酒や地ビールのほか、たくさんの食材が届きました。会場には美味しそうな香りが。

DSC_0476_r

何といってもイベントの楽しみは交流会!富山の美酒美食に、会話も弾みます。富山一色に染まった「TURNSカフェとやま×ローカルシフト」は大盛況のうちに終了しました!

DSC_0453_r

ゲストの皆さん、関係者の皆さん、参加者の皆さんで記念写真!富山の「T」のポーズが一体感や盛り上がりを感じさせます。

皆さんも、こうした盛り上がりを見せている富山へ足を運んでみてはいかがでしょうか。自分だけの「富山の魅力」や「富山への関わり方」が見つかると、富山がぐっと近くなるはずです。

ココロココ編集部
記事一覧へ
私が紹介しました

ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

人と風土の
物語を編む

 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

人と風土の物語を編む