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2017年8月7日 ココロココ編集部

「ちょうしがよくなる銚子と旭の移住セミナー」【イベントレポート】

「ちょうしがよくなる銚子と旭の移住セミナー」に
行ってきました!

東京都心から2時間ほどにある房総半島の東端である銚子市と、その西側に位置する旭市。自然に恵まれ豊かな漁獲量、農畜産物の産出量がある街としても知られています。両市で活躍するゲストを招き、「ちょうしがよくなる銚子と旭の移住セミナー」が開催されました。イベントの様子をレポートします。

銚子市・旭市ってどんなところ?


▲会場の様子

まずは千葉県の魅力紹介のコーナーです。まず初めに銚子市政策企画部企画課の鴨作さんから銚子市の魅力についてお話しがありました。銚子には、日本一の水揚げ量を誇る「銚子漁港」や醤油醸造業など食の文化、夏は涼しく冬は暖かい過ごしやすい気候、ノスタルジックな外川地区の街並みや犬吠埼、銚子電鉄など豊かな観光資源に恵まれていることについて紹介がありました。また、銚子の子育て環境についても紹介。銚子市では子育てコンシェルジュによるサポートを行っていて、また保育園から大学まで全ての教育機関が揃っており、子育て世代にとって暮らしやすい街であると話していました。銚子市では約60年の古民家暮らしを気軽に体験出来る「お試し住宅制度」があり、モニターツアーでは実際に案内するとのこと。楽しみですね!


▲銚子市政策企画部企画課の鴨作さん

次に旭市役所企画政策課の榎澤さんから旭市の魅力についてVTRを交えて紹介がありました。旭市は、雄大な海と農業、畜産が盛んで美味しいものが何でも揃う街とのこと。銚子市同様に温暖な気候で過ごしやすいのも特徴。旭駅周辺は市街地として発達していて、東京や各地へのアクセスも良好。九十九里浜を見渡せる刑部岬などの観光スポットや七夕市民祭りなどのイベントが充実していることも紹介していました。また、日本有数の公立病院「旭中央病院」や子育て支援センターの充実など医療・子育て環境の良さも魅力であることを説明されていました。


▲旭市役所企画政策課の榎澤さん

ゲストを迎えてクロストーク!

次は、東海大学観光学部長教授 岩橋伸行さんをコーディネーターに交えてのゲストトーク。岩橋さんは旅行業の経験を生かし、多くの自治体で地域振興や観光振興など地域活性化について研究を行っています。まずは、ゲスト3名の方がそれぞれ自らの移住の経緯や現在の生活についてお話されました。


▲東海大学観光学部長教授 岩橋伸行さん


▲会場の様子

ゲスト一人目は、お試し居住体験を機に銚子市に移住した久芳尚子さんです。久芳さんは現在、津田沼と銚子で二拠点居住をしていて平日は都内での仕事のため津田沼に、週末は銚子で生活をしているとのこと。もともと田舎暮らしに憧れがあった久芳さんは、今から4、5年ほど前から現地に行って物件を内覧するなど具体的な動きを開始。銚子市のお試し住宅を3回利用して、家そのものの存在が人を楽しませてくれるものだと実感。銚子から都内まで実際に通えるのか?など実際の生活についても綿密に調べた上で、外川地区に移住を決めたそうです。ご自宅近くの外川漁港から見える美しい街並みや屏風ヶ浦、犬吠埼の絶景などを津田沼の景色と比較。久芳さんのユーモア溢れるお話しは、外川地区でののんびりとした暮らしが伝わってきて、とても分かりやすく参加者も楽しんでいる様子でした。


▲久芳尚子さん

ゲスト二人目は、長崎市から旭市へ単身移住した臼井航さんです。臼井さんは3年前に旭市に移住。現在旭市役所にお勤めです。旭市は美味しい食べ物、豊かな自然、暮らしに不便さはなく便利な街。野菜や果物、魚、肉など新鮮なものが安く手に入ることで、生活する上であまりお金がかからず、健康的な生活ができる街だとお話ししていました。また臼井さんは、旭市が九十九里浜の雄大な自然やサーフィンの聖地であることもアピール。東京からも電車や高速バスでアクセスが良いことに加え、「旭中央病院」などの医療施設の充実や待機児童ゼロの保育所など住みやすく良好な生活環境も旭市の魅力だとお話ししていました。


▲臼井航さん

ゲスト三人目は、銚子に移住して10年。野生のイルカに魅了され、イルカやクジラウォッチングのガイドをしている「銚子海洋研究所」の大富奈穂子さんです。幼少の頃からイルカやクジラのトレーナーに憧れていた大富さんは、「銚子海洋研究所」への就職を機に移住。現在は、のんびりと時間にとらわれない外川での生活に満足していると話していました。また大富さんは職場結婚をされて、現在子育て中とのこと。お子さんが目の前にある海水浴場で裸足で思いっきり遊ぶ姿を見て、都会には無い田舎の良さを再認識したと話していました。


▲「銚子海洋研究所」の大富奈穂子さん

最後は「新しい生活の魅力と不安」をテーマに、岩橋さんとゲストの3名により、参加者からの事前アンケートを元にクロストークが行われました。参加者からは、「移住をして豊かな自然を満喫したい」、「現地にはどのような仕事があるのか?」、「公共交通機関の利便性は?」など様々な質問が。これに対し久芳さんは、「銚子市中心部から千葉市や都内に通うのは可能。近所の方がとても優しくしてくれる。銚子や外川に来て好きになってもらえれば嬉しい。」とのこと。臼井さんは、「中心部に住んでいれば不便を感じる事は無い。コミュニティバスや鉄道はあるが本数が少ないのでバスや電車時間に合わせた生活は必要。仕事も製造業や農業などがある。」と回答。大富さんは、「すぐにスローライフに慣れると思う。銚子市内は車があれば不便は感じない。都会にはない人の温かさがある。大自然を満喫したい人にオススメ。」とお話ししていました。


▲クロストークの様子


▲クロストークの様子

テーマごとに分かれてフリートーク!

第2部は銚子・旭を語るグループトークが行われました。「二地域居住・お試し居住」、「観光業・仕事」、「子育て・医療」の3つのテーマごとにグループに分かれます。


▲フリートークの様子

テーブルには醤油生産量日本一の県として知られている千葉県らしく「千葉のしょうゆサイダー」と「飯岡貴味メロン」を使用した「小さなシュークリーム」が登場。みたらし団子風味のサイダーのどこか懐かしい味とメロンの香りでいっぱいのシュークリームで、少し緊張気味だった参加者のみなさんにも自然と笑顔と会話が生まれていました。


▲フリートークの様子


▲フリートークの様子

フリートークの終了時間が近づいても熱心にトークを続ける方も多く、移住への関心の高さが伺えるイベントでした。

モニターツアーで千葉を体験して欲しい!


▲近畿日本ツーリストの中村さん

セミナーでは近畿日本ツーリストの中村さんから8/26(土)、27日(日)に行われるモニターツアーについて紹介がありました。20名限定のツアーの集客は大変好評で抽選になるとのこと。中村さんは、実際に現地ではどんな暮らしをしているのかを是非体験して欲しいと話していました。

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ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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