“日本三大盆踊り”の郷にオープンする道の駅
3日間で約10万人の観光客が訪れ、“日本三大盆踊り”に数えられる「西馬音内盆踊り」や、昔ながらの嫁入り行事を再現した「雪とぴあ七曲花嫁道中」などの行事でも知られている。
そんな羽後町に、2016年7月1日、道の駅『端縫いの郷』がオープンする。“端縫い”とは、古い布を繋ぎ合わせてつくる、西馬音内盆踊りの衣装のことだ。
「羽後町は数々の農産物や観光資源を抱えていますが、これまで農産物の直売所や、気軽にお土産を買い求められる場所がありませんでした。地元の方や観光客の方々からも広く支持されるような施設にしていきたいと思います」
と意気込むのは、駅長を務める小坂圭助さんだ。この道の駅の立ち上げにあたり、羽後町では地元食材を使用したレストランを運営するマネージャーを県内外から募集している。
地域の豊かな食と資源をプロデュースする
道の駅『端縫いの郷』は羽後町役場の隣、国道398号沿いに完成予定だ。西馬音内盆踊りが開催される西馬音内本町通りまでも、徒歩約10分の好立地である。施設内には農産物の直売所のほか、レストランやカフェも入店する。
マネージャーが手がけるのは道の駅のレストランマネジメント。また、レストランでは地元の素材を活かしたメニュー開発やお土産のプロデュースなど、様々なことに取り組む機会があるという。
「道の駅はまったくのゼロからのスタートです。そのため、やる気がある人には様々な仕事をお任せするつもりです。ご自身の経験や能力を、地方で試してみたい人にも最適の職場だと思います。羽後町は豊富な資源がある街ですから、特色を生かして幅広く事業展開をしたいと思っています。」
と、小坂さんは話る。道の駅で地元の食を使い、現場を引っ張っていく人が求められている。
積雪の多い地域だからこそ整った移住環境
秋田県は日本で最も人口減少が進み、羽後町もその例に漏れない。そこで、羽後町では移住希望者を積極的に受け入れる取り組みを進めている。
住民票を町に移した方には、奨励金として単身20万円、家族30万円、中学生以下の子どもは1人当たり5万円を加算して給付される。また、住宅や宅地を購入した場合は、固定資産税に相当する金額を3年間支給する制度も整っている。
「中心部にはスーパーマーケットや町立の総合病院もあるので、生活しやすい町です。新築2階建ての“定住促進住宅”も整えているので、移住を検討している方であればどなたでも3日~14日間滞在できるのです。ぜひ活用いただき、町での生活を体験していただければ幸いです」
と話すのは、羽後町役場企画商工課の佐藤正和さん。
ダイニングには吹き抜けの空間がある定住促進住宅は、広々とした寝室や和室もあり、冷暖房完備。雪が多い羽後町でも、安心して暮らせる環境がある。
「移住前には、町に定住した人でつくる“イーヴェうご協議会”のメンバーが相談に乗ってくれます。冬の暮らしはどうなのか、町内にある中古住宅を調べたいなど、細かな情報を提供してくれます。また、移住後も万全の体制でサポートしてくれます」
と、地元側の受け入れ環境も充実している。
いつの時代もチャレンジを続けてきた羽後町
そんなコミュニティがある羽後町。昔から若者の力による町おこしが盛んで、全国から観光客が訪れる「雪とぴあ七曲花嫁道中」や「うご牛まつり」は、いずれも若者たちによって作り上げられてきたイベントだ。
小さな町だからこそ住民同士の距離が近く、地域を巻き込んで大きなプロジェクトができる可能性を秘めた町だ。若者の力で地域をつくっていく土壌や、熱い心を持った地元のたちとのチャレンジは、きっと他にはない醍醐味があるはずだ。
-「食」を通じて町の魅力を発信する「レストランマネージャー」募集内容-
募集人数
レストランマネージャー:1名
飲食コーナー(レストラン、カフェ、テイクアウトコーナー)のマネージャーとして、スタッフに適切に指示を出し、地域の素材を活かしたメニューをお客様に提供していただきます。
主な業務
・飲食コーナーのメニュー開発やイベント企画
・飲食コーナーのスタッフのとりまとめ
・スタッフに接客マナーや接客フローを指導
・上記業務以外の、道の駅の飲食に関する業務全般
待遇・福利厚生等
・月額200,000円 ※賞与、退職金等手当の支給はありません
・原則週35時間勤務(有給休暇有り)
※詳細は、下記問い合わせ先まで
申込受付期間
・平成27年9月1日~最終合格者が決まり次第、受付を終了。
お問い合わせ
住所: 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字中野177
羽後町役場 企画商工課 企画調整担当 佐藤
TEL: 0183-62-2111(内線225)/Email: kikaku@town.ugo.lg.jp