花巻市の地域おこし協力隊は、「イーハトーブ地域おこしプロジェクトチーム」というユニークな名前がつけられています。
2015年に1期生を募集し、8月より段階的に花巻市地域おこし協力隊に着任。リノベーションアソシエイト・アグリマネージャー・まちなかフロアマネージャーとして地域おこし活動を行っています。
1期生が活躍中の花巻市では、現在、2期生となる地域おこし協力隊を募集しています。
そんな中、2016年4月28日、有楽町にて2期生募集に関するイベントを開催しました。このイベントには1期生から代表して3名が参加しました。
今回は、この3名にイベント内では語られなかった部分にも踏み込んで、インタビューをさせていただきました。
家族がいたからこそ、花巻への移住を考えた
1人目は、花巻地区担当の福田一馬さん。
――福田さんが地域おこし協力隊になったきっかけを教えてください。
福田さん:僕は、前職が海上自衛官なんです。数年に1回、全国規模で、転々と引っ越しを繰り返していました。結婚し、家族を持ち、今後の暮らしを考えた時に地元の岩手県の事が頭に浮かんだのが最初のきっかけです。実は奥さんも岩手県出身なんですよ。
――ご夫婦ともに岩手県出身なんですね!福田さんはお子さんもいらっしゃいますよね。
福田さん:そうですね、岩手に戻って子育てをしたいなと考えていた時に、花巻市の地域おこし協力隊を見つけました。
――ちなみに、奥さんは花巻市での生活をどう思われていますか?
福田さん:奥さんも今の生活に満足しています。実家の両親が近くにいるだけでなく、岩手の豊かな自然やおいしいご飯もある。収入は減ったけど、お金に代えられない価値を見つけることができたと思います。
▲福田さんから未来の2期生へメッセージ
自分がやる気になれる場所
続いては、東和地区担当の神谷瑞樹さん。
――神谷さんは愛知県がご出身とのことですが、なぜ花巻市の地域おこし協力隊に応募されたんですか?
神谷さん:もともとは、私の姉が岩手県で暮らし始めたのがきっかけで。そこから岩手県に興味を持つようになり、岩手で暮らしたいなぁ、と思うようになりました。そんな中、自分がやる気になれる場所を探していた時に、花巻市の地域おこし協力隊を見つけたんです。
――神谷さんのやる気になれる場所は花巻市だったわけですね
神谷さん:はい、最初は自分にできるかどうか不安でしたが、やりたいと思ったことをやってみようと。
▲神谷さんから未来の2期生へメッセージ
この人と一緒に働きたいと思った
最後は大迫地区担当の鈴木寛太さん。
――鈴木さんは東京都出身とうかがいましたが、岩手県と関わるきっかけは?
鈴木さん:大学生の頃、東日本大震災の復興支援ボランティアで岩手県に何度も足を運びました。岩手県に通ううちに、だんだんと岩手県が好きになったんです。大学を卒業し、一度就職をしましたが、どうしても岩手県の事が忘れられなくて。
――会社を辞めてまで花巻市に移住された理由はなんですか?
鈴木さん:岩手県の内陸部も見てみたい、一次産業をやってみたいと思っていた時に、花巻市の地域おこし協力隊を見つけました。そして花巻市での現地説明会に参加し、地元の農家さんらと花巻市のことや特産のエーデルワインのことなどをたくさん話しました。じっくりと話しているうちに「あぁ、この人と一緒に働きたいな」と思ったんです。その時、僕は花巻に行くことを決めました。
▲鈴木さんから未来の2期生へメッセージ
未来の2期生となる、あなたを花巻で待っています
花巻市地域おこし協力隊は、今回インタビューをした3名だけでなく、他に4名の方が活動しています。隊員同士で活発に議論や相談が行われており、2期生として新しく仲間になる方も安心して活動できそうです。
ちなみに、1期生の中にはこんなユニークな隊員もいますよ(笑)
▲大迫地区の森林をイメージ(1期生 鈴木さん)
まずは、花巻の土地を知り、人に会いに行きましょう!
5月14日(土)には、花巻市で現地説明会を開催します。今回は、実際に花巻市の地域おこし活動が展開されている現場をフィールドワークし、地域課題や地域の可能性を感じていただく1日限定のプログラムを行います。自分が感じたことに素直になって、見て、体感して、答えを見つけませんか?