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募集期間:2020.1.22~2020.6.30
募集終了

飯舘村の100年先を考え、自ら行動できる地域プロデューサーを募集

クリエイティブに再編する「飯舘村2.0」!までいライフをプロデュースする地域おこし協力隊を募集

「いいたて村の道の駅 までい館」

福島県の県庁所在地・福島市から、車で1時間弱ほどの位置にある福島県飯舘村。福島県北東部に位置する人口約5,500人の村で、阿武隈高地の豊かな自然に恵まれた美しい土地です。高原ならではの冷涼な気候が特徴で、畜産業においては、ブランド牛の飯舘牛を特産としています。

2011年の東日本大震災では、地震による大きな被害こそ受けていないものの、併発した原発事故により、村内の放射線量が高くなる状態に陥りました。その際には村全域が「計画的避難区域」の指定を受け、村民が避難、今後の村の生活が危ぶまれましたが、2017年3月には村のほとんどの地域の避難指示が解除されました。

そんな飯舘村の暮らしのキーワードは「までいライフ」。「までい」という言葉には、「大切に、心を込めて、丁寧に、手間暇を惜しまず」といった意味が込められています。震災による放射線被害を受けた飯舘村ですが、復興も含め、村として新たな一歩を踏み出そうとしている今のタイミングだからこそ、村の歴史や魅力を共に振り返り、飯舘村の新しい未来を「までい」に築いてくださる方を募集します。

今回、飯舘村では地域おこし協力隊に応募する方に対し、6種類のミッションを用意しています。その中で特に得意とする/自信のあるミッションにご応募ください。

飯舘村の概要や現在の地域課題、村長からの募集メッセージについて
→「までいな村」の100年先を考える!活用されていない資源を使って、村の未来を一緒につくる仲間を大募集
にてご紹介しています。

募集業務ミッション

1.個性的な廃校を活用し、文化・情報発信拠点をつくるコーディネーター

飯舘村にある「飯舘村立飯樋小学校」校舎は、木材をふんだんに使用し、子どもたちの隠れ家として屋根裏部屋があるなど、珍しいつくりが印象的な建物です。現在は学校再編により利用されていませんが、ユニークな施設だけに活用次第では地域の素敵なスポットとなる可能性を秘めていると言えます。クリエイティブな発想で飯舘村の教育・文化の新しい拠点を一緒につくっていきませんか。

「飯樋小学校」

2.日帰り温泉と岩盤浴が人気の宿泊施設のブランディング担当

飯舘村の隠れた人気スポット「きこり」。飯舘村の中心部から少し離れた山あいにあるこの施設は、日帰り温泉や岩盤浴のサービスが好評で、地域コミュニティの場、観光客の宿泊施設として利用されてきました。しかし2011年に起きた震災の影響で、現在は食事の提供ができない、情報発信が十分にできていないといった課題も抱えています。飯舘村のそんな既存スポットを魅力ある施設に再建してくれる方を募集します。
きこり:http://iitate-kikori.jp/

「きこり」

3.村内の空き家流通を促進する不動産プロデューサー

飯舘村には、震災による住民避難により、村外へ人口が流出、現在の村内にはかつて住民が住んでいた空き家が点在しているという実状があります。移住・定住者向けの空き家・空き地バンクはありますが、村に登録されていない空き家も多くあります。村民と移住希望者とのマッチングを図り、村の新たな不動産の仕組みを整備してくれる方も募集中です。

4.「ふるさと納税」や「ふるさと住民票」の仕組みを使った関係人口プロデューサー

地方との関わり方は、移住・定住、観光に関わらず、もっと多様なはず。例えば地域のソトで開催される村関連のイベントに参加したり、食材を購入したり…。「ふるさと納税」や「ふるさと住民票」といった取り組みも、そういった様々なカタチのつながりのひとつと言えます。そんな村の「関係人口」を増やすべく、新しいカタチで人々が飯舘村とつながる仕組みを編み出してくれる方を募集します。

5.少量多品種の野菜栽培と都会への流通を実現する農業プロデューサー

飯舘村ではブランド牛の飯舘牛の畜産のほか、冷涼な気候を活かした野菜や花の栽培も盛んです。ホウレンソウ、トマト、インゲン、キュウリ、ヤーコンなど、量産ではなくとも「までい」に育ててその美味しさを発信できる人も募集中。東日本大震災による風評被害の影響で、食品生産物の流通にも課題を抱えているため、そのような問題も含めて村と向き合ってみませんか。

6.ミッションも暮らし方も自分で決める、自立型多拠点協力隊

もちろん、村の新たな課題やニーズを掘り起こし、ここまでに挙げた1~5以外のミッションを自ら設定して、地域と協力しながら村を盛り上げていってくれる方も歓迎です。

上記のようなミッションに、自分ゴトとして取り組み、成果を出してくださる方を募集しています。

募集要項

募集内容

・飯舘村の未来について考え、提案・実行できる人材
・下記のような募集ミッションに主体的に取り組んで、成果を出せる方

募集ミッション

1.廃校を活用し、文化・情報発信拠点をつくるコーディネーター
2.日帰り温泉と岩盤浴が人気の宿泊施設のリブランディング担当
3.村内の空き家流通を促進する不動産プロデューサー
4.「ふるさと納税」や「ふるさと住民票」の仕組みを使った関係人口プロデューサー
5.少量多品種の野菜栽培と都会への流通を実現する農業プロデューサー
上記以外でも、飯舘村の未来に必要な課題・ミッションを自ら設定して実践していける方は大歓迎!

雇用形態

業務委託契約のため個人事業主としての取り扱いとなります。
契約期間は、契約の日から直近の3月31日までとし、最長で契約の日から3年を超えない範囲で延長することができます。

募集人数

若干名

勤務地

飯舘村内(取り組み内容によって異なる)

勤務時間

・業務委託につき、時間に制約はありません
・活動内容によっては、活動時間を定めることがあります
・副業OK
・村の行事等で協力を求めることがあります

給与・賃金等

定額月166,000円+活動費として年額200万円
総支給額最大400万円+その他自身の起業による収入確保

福利厚生

・住居は村営住宅など村が確保します
・家賃、PC等の器材購入費、自動車のリース料等は活動費に含めることができます

選考方法・応募手続き

随時ご相談を受け付けています。下記の問い合わせ先にご連絡ください。

説明会イベント

令和元年度の説明会は終了しました →詳細はこちら
令和2年度の説明会については、詳細が決定次第ご連絡いたします。

申込・お問い合わせ先

〒960-1892 福島県相馬郡飯舘村伊丹沢字伊丹沢580-1
飯舘村役場総務課企画係移住定住交流推進対策室
TEL:0244-42-0310
MAIL:iju-sodan@vill.iitate.fukushima.jp

 

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ココロココ編集部

ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

人と風土の
物語を編む

 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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