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2015年11月30日 ココロココ編集部

「枠にとらわれない仕事」にチャレンジする秋田県鹿角市・観光PR人材募集!

秋田県の県北に位置する秋田県鹿角市は、人口約32,000人の街である。秋田名物として知られる「きりたんぽ」は、ここ鹿角が発祥なのだという。また、紅葉のメッカとしても知られ、四季折々の自然の美しさを体験できるのも魅力だ。

鹿角市の方々が口にするのは、「鹿角にはまだまだ表に出ていない魅力がたくさんある」ということだ。知れば知るほど味わい深い、多くのポテンシャルを秘めた市といえるだろう。

そんな鹿角市では、地元の魅力や観光資源を市内外に発信する観光PR担当者を募集している。

歴史と文化が凝縮する鹿角市

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秋田県鹿角市。市内にある「尾去沢鉱山」は、古くはその銅が東大寺の大仏鋳造にも用いられたとされ、昭和53年に閉山されるまで国内有数の鉱山街として栄えた。

多くの人が行き交った鹿角には豊かな文化が多く残され、「花輪ばやし」、「大日堂舞楽」、「毛馬内の盆踊」など、3件の重要無形民俗文化財がある。

また、世界遺産の暫定リストにも記載されている縄文遺跡「大湯環状列石」や、八幡平・湯瀬・大湯などの温泉地があり、観光資源にも恵まれた地域として、年間20万人の観光客が訪れる。



必要なのは「道の駅」の枠にとらわれない企画や仕事

平成7年に道の駅に登録された「道の駅かづの あんとらあ」は、地元の農産物やお土産を販売するほか、花輪ばやしの山車の展示施設などを兼ねた複合施設だ。

この冬、観光や物産振興を通じて、この施設の運営や様々な企画に携わる職員2名を募集することになった。応募要項について、駅長を務める戸田稔さんはこのように話す。

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「新しいことにどんどんチャレンジできる若い世代の応募があると嬉しいですね。道の駅の通常業務だけでなく、市内外での営業、県外で行われる物産展に出張する機会もあります。鹿角市は地元の企業が作るお土産が不足しているので、企画開発にも携わっていただきたいと思っています。何か新しいことに取り組みたいと思っている人にはチャンスがたくさんあり、やりがいのある仕事です。成果がすぐに表れる点も魅力だと思いますね」

現在、職員の多くは鹿角市在住の方だが、U・Iターン希望者も歓迎だという。

道の駅には年間を通して多くの観光客が訪れるが、特に忙しくなるのは5月のゴールデンウィーク、修学旅行などで県外から宿泊体験を受け入れる6月、花輪ばやしのほか、東北で夏祭りが盛んになる8月、紅葉狩りが盛んになる10月は最盛期となる。

「県外のお客さんはもちろん、地域の方々とも触れ合う機会が多い職場ですから、接客や人と関わることが好きな方には、魅力的な環境だと思います。お土産の商品開発という観点から、お土産も紹介したいと思う。」

と、戸田さんは話す。



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道の駅での売れ筋の商品は「くるみゆべし」や「しそ巻き大根」「きりたんぽ」「南部せんべい」などが多いという。特に「きりたんぽ」は発祥の地ということもあって、一般家庭でも食べられる郷土料理だ。

また、「南部せんべい」と言えば岩手県が有名だが、鹿角市はかつて南部藩の一部であったことから、現在も地元の業者が製造を行っているのだという。鹿角の文化の多様性がよくわかる例といえるだろう。



若者が働ける職場が充実

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「鹿角市では人口減少が進んでおり、人口が3万人を切ってしまう可能性があります。そこで、まずは鹿角を知ってもらう機会を作り、首都圏からも積極的に移住希望者を受け入れる取り組みを始めています」

と話すのは、鹿角市役所の黒澤香澄さんだ。

鹿角市にはお祭りや温泉などの観光資源が豊富にあるため、全国から観光客が訪れている。

こうした人の流れを、移住者増加へとつなげたい考えだ。事実、観光を機に鹿角の魅力に触れ、移住を決めた若者もいるそうだ。

「ハローワークの求人倍率が1倍を超えました。地方と言えば仕事がない、というイメージがあると思いますが、鹿角ではそういった問題は解消されているのです。移住を少しでも検討されている方はぜひ、私たちに声をかけてください。住まいも仕事も紹介しています。特に農業をやりたいと思っている人には、研修や新規就農制度を紹介し、地元の農家とのマッチング機会などを設けています」

と、黒澤さんが話すように、至れり尽くせりの移住支援制度やサポート体制が自慢だ。



整った移住環境で、鹿角の魅力をカタチにする

様々な課題と可能性が共存する鹿角市。尾去沢鉱山が操業していた当時、鹿角には全国から鉱山労働者が訪れた。

そのため、外からやってきた人を柔軟に受け入れる土壌がある。移住希望者には、鹿角市外から移住してきた方が中心となった“移住コンシェルジュ”が全力でサポートしてくれる。

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「鹿角は自然が豊かで、食べ物が美味しい。そして何といっても人が優しく、時間がゆったり流れます」

と、鹿角の魅力を語る移住コンシェルジュの皆さん。

「移住は、皆さんにとって、人生の大きな決断になると思います。“百聞は一見に如かず”ですので、ぜひ一度、お祭りなどの機会に鹿角市を訪れていただけると嬉しいです」

と黒澤さんは話す。

様々な視点や発想で豊かな地域資源を活かす仕事と、様々な移住サポート体制が整う鹿角市は、新しいチャレンジをしやすい環境と言えるだろう。



「枠にとらわれない仕事」にチャレンジする秋田県鹿角市・観光PR人材募集内容

募集人数

2名

主な業務

・イベントの企画立案および実施
・観光物産事業(物産品のPR、情報発信など)
・物産展(県内外)における接客、販売
・鹿角市からの受託事業の推進
・「でんぱく」事業の添乗業務
 ※「でんぱく」とは、「伝説の里かづの」を体感するプログラム。
・通販事業、観光案内など
・旅行会社へのPR活動(年2回程度・グループでの活動)
・繁忙時の応援業務
・売店における接客販売

就業時間

午前8時45分から午後6時まで(4週8休:変形1年単位)

給与

135,700円~169,900円

必要な免許・資格、経験等

・普通自動車免許(AT車限定可)
・パソコン操作(ワード、エクセル)

お問い合わせ

〒018-5292 鹿角市花輪字荒田4番地1
鹿角市役所 総務部政策企画課 鹿角ライフ促進班
TEL:0186-30-0208 FAX:0186-30-1122
E-mail:k-life@city.kazuno.lg.jp

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ココロココ編集部ココロココでは、「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、実際に移住して活躍されている方などをご紹介しています! 移住・交流を考える「ローカルシフト」イベントも定期的に開催。 目指すのは、「モノとおカネの交換」ではなく、「ココロとココロの交換」により、豊かな関係性を増やしていくこと。 東京の編集部ではありますが、常に「ローカル」を考えています。

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 「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。

 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。

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